インタビューズ:ここ数年G脱退や退所等が目立っていますが、自分自身は担降りするにもかかわらず、そのタレントに対して一方的に永続性であったり初志貫徹を求めるのは矛盾していると思いませんか?

「御社で働かせて下さい」と自分で履歴書書いて就職した会社を辞めようとするにもかかわらず、
ジャニタレはアイドルだから辞めちゃだめ!
と怒るのは矛盾しているんじゃないかというのは、ちょっと感じていました。
自分だって、会社で必要とされているから採用されたわけだし、
お客様にも必要な存在かもしれない。
そんな期待を裏切って退職するのは「自分のため」と割り切れるのに、
ファンの期待を裏切って「自分のために」退所やG脱退するタレントを
非難することはできないのではないでしょうか。

でも、アイドルに対して「やめないでー!」と嘆願することは、
コンサートの最後に何度もアンコールを要求するのと同じで、
純粋に、ずっと見続けていたいという気持ちなのだと思います。
だから怒ったり非難したりじゃなく、
「なんで辞めちゃうんだろう。悲しい」って思うのは自然な気持ちだと思います。

ファンからタレントに向けての「やめないで」も一方的であるなら、
タレントからファンに向けての「ずっと俺のファンでいて」という思いも一方的です。
特に矛盾はしていないと思います。

そして、担当に永続性や初志貫徹を求めるか否かは、
担当というものにどんな重さを持つかの意識の違いだと思います。
漫画に例えると、
スラムダンクが好きだって言ってたのに、なんでテニプリに降りるの!最低!」
と罵られているようなものだと思っています。違いますか。違うかもしれません。
(そもそも例えが古いのは気にしないで下さい)