OMGコン

代々木3/10、大阪3/30・3/31、代々木4/20の4公演で私のブイコンは終わりました。まだ2会場残っているので変わるところは有るかもしれないけど、とりあえず自分の感想だけは記憶が新しいうちにと思って書き残します。


3月代々木は2日目参加で、初日のざわつきをネットで把握した上で臨みました。初日はどちらかというとマイナス方向のざわつきで、正直、久しぶりのブイコンへのワクワクよりもビクビクが勝っていました。でも蓋を開けてみると、昨日仕入れた情報の部分は少しずつ変更が入っていたようで、想像していたほどではありませんでした。マイナスなネタバレを見ていたおかげでプラスに転じたわけです。もしネタバレ無しで2日目を初見で観たら、と考えてみますが、想像は難しいです。次に観たのは広島名古屋を経た大阪でしたが、代々木2日目ともまた違う内容で、代々木では何をそんなに不安に思ってたんだろうと解らなくなってしまいました。見る側にも見せる側にも迷いがなくなった気がします。

今回は「アイドルコン」という印象を受けました。前回のセクバニコンがアイドルコンを超えたコンサートだったのなら、今回のは正統派アイドルコン。パフォーマンスで魅せるだけでなくファンサービスも充実していて。セクバニコンはブイにしか出来ない空間だったけども、この内容なら後輩グループが参考に出来る部分が多い気がします。もちろん別にレベルが下がったというわけではなく、方向性の話。ツアー初日からの度重なる変更も、他のグループなら特によくあることだと思います。でも、私が観てきた2005年以降でこれだけツアー中に変わったのは、もしかすると初めてかもしれません。リピーターは変化の過程も楽しめますが、1回しか入らない人に不完全なものを見せるなんて、という意見はもっともかと思います。でも、別に手を抜いてるわけではなくこれがベストと思って出したものを、反応や流れを考えて改善していくのは悪いことじゃありません。逆に、変更に即対応出来るのはプロのお仕事ですよね。ジャニーズはJr.の頃からそんな状況は当たり前に経験してるのでしょう。演出はメンバー全員が意見を出し合い、多数決ではなく話し合って全員が納得したものにするという方針だそうで、でも趣味がバラバラな6人の意見は全く纏まらなかった、とインタビューでもよく語られていました。そこをどうやって纏めたのかが知りたいです。初日からの大変更も、纏まりきらなかった故なのでしょうか。スタッフが変わったという話を聞いた気もするので、新しいアイデアを試しにやってみようという面もあったのかなと思ってます。

1年半ぶりのブイコンでしたが、その前のコンサート日程を並べてみたら
2008/08 バイブスコン初日
2009年 トニカミコン、海外コン
2010/04 レディコン初日
2011/08 セクバニコン初日
2013/03 OMGコン初日
レディとセクバニも1年以上空いてるし、トニカミ海外挟んだとは言えバイブスとレディも1年半以上空いてるから、ブイコンはそれくらいのスパンになったのかと勝手に納得して、実はそんなに焦ってませんでした。スマトキが年1回やらないから、そんな世代なのかなって。だから、ファンだけでなく本人たちも1年以上空いたことに戸惑いと焦りを見せていたことに驚いてしまいました。初日はみんなふわふわしてたらしいし、初日から2日目でかなり変更が入ったし、1年半がコンサート勘がなくなるくらいの期間なのか、と思うとゾッとします。待っててくれてありがとうって沢山言われたけど、コンサートはなかったもののリリースはシングル3枚アルバム1枚あったからファン業務は充実していたし、聴きたい楽曲が溜まってコンサートが待ち遠しくなることはあれども、コンサートが無いからって心が離れたりはしないのに、何でそんなに不安な顔をしているの?「親愛なる君へ」の最後に流れる映像は、メンバーそれぞれからのお手紙ですが、歌詞と手紙の内容から想像すると、しばらく会えてなかった恋人の心がもう離れてしまっていることには気付いているから勝手なのは分かってるけど最後に書いた手紙、という風に読めて、それってブイコンが無い間に心変わりしたファンへのメンバーからの最後の手紙?ええっ最後って?!と動揺が走りました。アンコールの挨拶にも切実な色合いを感じて、楽しかった!素晴らしかった!だけでは収まらないずっしりした重さが残りました。全部勝手な解釈ですが。

全然話は変わって。私は自分がいくら着飾ってもしょうがない容姿なのが分かっているのでコンサート用に服を選んだりしないし、こんな姿をアイドル様のキラキラな瞳に入れて汚すのは申し訳無さすぎるから少しでも目に止まらないようにウチワを持たないしファンサなんてとんでもない、でもその美しい姿は真近で観たいというこのジレンマ、ああ透明人間になりたい、と本気で願っている人種です。だから「着飾ってくるみんなが可愛かったぞ!」なんて言っていただく資格なんて無いんです通勤服だし黄色い声も出ないし笑顔も気持ち悪いし私なんてアイドル様と同じ空気を吸うのもおこがましいですねうわーんと公演後ガッツリ落ち込んでいたのでした。やっぱり客席にはコンサートを楽しみに着飾って来る可愛い子がたくさんいるべきだし、そんな子たちが待っていることもアイドルを頑張る活力になる気がするので、ラキガに選ばれた若い可愛い子を見て、ああこんな子もブイファンでいてくれて良かった、と心から安堵したのでした。ラキガ制度には、ブイファン的には色んな想いが渦巻いてるだろうけど*1、WSを見たお茶の間の人たちに「V6にお姫様抱っこされるの羨ましい」って思われたのは嬉しいです。もっと若くてかっこいいアイドルはいっぱいいるのに何でブイなの、って引け目に感じてるところもあるから、まだ現役でキャアキャア言わせられる存在なんだなって思えて。まあ准健が現役じゃなかったことなんて無いけど。

セクバニコンほどガツガツは踊ってないかもだけど、どんなしっとりした曲でも違和感なく踊るのはさすが。アルバムを聴いてるだけでは分からなかった歌割には驚かされました。あんまり耳に自信が無いから教えてもらわないと気付かない!年齢を考えるとブイの売りがアクロバットじゃなくなって良かったなと思ってたんですが、ダンスが売りでもやっぱり体力問題は切実にあって。だから、OMGで音楽的な魅力を出したアルバムを出したことで、音楽面も売りにできればもっと息の長いグループ活動が出来るかなと楽しみにしているのです。私の最優先事項はV6がこれからも続くことなので、ファンだけでなく、会社や業界の人、先輩後輩、本人たち、どの人にとっても必要な存在であって欲しい。「解散してもいいんじゃない」なんて思わせたくない。たとえダンスが出来なくなったとしてもそんなことくらいで6人の活動を諦めて欲しくない。形は変わっていくかもしれないけれど6人で居続けてくれるなら、これからも6人に色んな景色を見せて欲しい。ブイコンが観れることって実は当たり前のことじゃないんじゃないのかな、と考えさせられました。ブイコンが来年出来るかどうかは分からないけど、あるのが当たり前とは言えないし、なくても大丈夫だとも言いたくない。メンバーそれぞれのお仕事も応援しつつ、6人での活動を楽しみに待ってるし、待ってたよって直接伝えられるコンサートはお互いにとって必要だという基本を改めて心に刻みました。

もちろんそんな重いことばかり考えてるわけはなく、図書パー教官のセクハラを観察したり、現存最古シンメの同棲疑惑に震えたり、Mr.延泊連泊コンビのエピソードにほっこりしたり、仏壇用ローソクに地団駄踏んだりしていました。あらゆるニーズに応えるアイドル様、素晴らしいです。
演出面では、ラキガ・3Dプロジェクションマッピング・馬・お星さま・数珠・カート…様々なものがありましたね。コンレポ的な細かい感想は書き切れないので、ここでは特に言及しませんが、私は馬推奨派です。
OMGコンに限らず、セクバニコンからOMGコンにかけてのあれやこれやについて沢山の人から感想を聞きたいので、色んなヲタクと飲みたいですね。

*1:ラキガについての討論会を開いてもいいくらい。周りの方の意見を聞いていると、自分の感性があまり一般的ではなさそうだということを再認識できて面白かったです。