フィルムフェスタ2013

8月はフィルムフェスタのためだけに上京してきました。以前やってたフィルフェスは2005、2006年に見ているのですが、私のような事務所担には楽しすぎるコンテンツなので、行かないという選択肢はありません。後に何も控えてなければ、もっと行ってるところです。

以前のものはシャッフル対談+グループPRでしたが、今回はキャスター・映画・音楽・舞台の4班によるトーク映像とお絵描きコーナーとクイズコーナーが、ジャニーズライセンス更新のために6つの水晶を集めるというストーリーに絡めて展開される一大エンタテイメントな娯楽映画でした。オフィスクレッシェンド様ご協力ありがとうございました。

対談内容はパンフにほぼノーカットで掲載されているので、覚え書きはここでは特にしません。映像はそれぞれ15分に編集されているので、話の流れが大幅に変わっている箇所も多くありましたが、パンフは補足資料として大変お役立ちでした。
でも、ジョーとジャンプちゃんと平家派のCG小芝居パートはパンフには載っていません。対談も、映像だからこそ分かる空気感があるので、やっぱり映像を観に行くのはマストだったんですよ。と自分に言い聞かせる。

配役は以下のとおりです。(敬称は適当)
主演:ジョー(茂)
助演:ジャンプ
キャスター班:太一・イノ・櫻井・亀梨
映画班:ジュンピー・ニノ・斗真
音楽班:ベイべ・錦戸・大倉
舞台班:ヒガシ様・まー・こーさま・タッキー
お絵描き班:大野・安田
精霊:平家派

ジャンプちゃん(とジャンプ担さん)のためのジュリー派閥による新人歓迎イベントだと思っていたのですが、それにしてはジャンプちゃんが直接絡んでる先輩がジョーとお絵描き班だけなのは勿体ないですね。対談の聞き手としてジャンプちゃんが直接インタビューする形でも良いんじゃないかなと考えてましたが、「先輩+後輩(+中堅)」で具体的なエピソードについて語り合うことで密度の濃い内容になった気もするので、この形式もアリかなと納得しました。その代わり、ジャンプちゃん(に限らず後輩くんたち)は、後からこの映像を観て何か感じてくれると嬉しいな。

■キャスター班
亀梨さんの「取材に対しては、今の角度からはこれ以上距離を縮めたくない。プラスαとして違う角度が持てたら」という言葉におおっ!と感銘を受けました。まだ答えを模索してるところだとは思うけれど、今の仕事を真面目にやるだけでなく、成長しようとしてるのが見受けられました。
「みんなが知ってると思って仕事したくない。コンサートのMCでも、昨日のネタを「みんな知ってるでしょ?」って感じで今日も言ってしまうことはしたくない」というイノの言葉は、内輪ウケなネタで盛り上がって分からない人を置き去りにしちゃうトーク問題などにも繋がる気がするので、キャスターに限った話じゃないですね。
キャスター班で後に続くのはコヤマル、関西からお淳太様もそろそろ来そうでしょうか。

■映画班
舞台育ちドラマ出の斗真が映画班なのは面白いけど、現状を考えると確かにジュンピーに次ぐ映画班は斗真だと思いますね。ニノは映画・ドラマ・舞台の違いにあまり執着していないイメージだけど、実際どうなんだろう。ベイべは明確にドラマ班だし、ジュンピーも映画に力を入れるよう事務所から提示されたという話で。話題は拡散しちゃうけど、映画とドラマと舞台の違いをどう考えているかを演技班としてもっと聞きたいと思いました。
ニノの「無駄な言葉をいっぱい入れて壊してみる」というのが独特の感性過ぎて分かりづらかったんだけど、最近の演劇誌で森田さんがトビーの役作りに煮詰まって「あり得ない場所まで動き回った」と言ってたのが近いのかしら。ストレートプレイ班として森田さんとニノの対談が聞いてみたいかも。可能なら草なぎ先輩も。全然取り組み方が違いそうですね。
斗真をご飯を誘うどころか誘われる隙も作らないくせに「斗真ちゃんかわいい」と言うジュンピーの今後が大変心配になりました…。岡田氏という呼び名は実は自分を印象づけるための策略、というニノとえらい違いです。ニノ怖い。共演の上田くんとうまくコミュニケーション出来ず「絶対ナメられてるよぉ〜」と言って落ち込んでいたので、映画のPR活動で挽回できるといいですね。まぁ難しそうですが。

■お絵描き班
とにかくサミーとヤスがぶっ飛んでて凄かったです。「絵に上手い下手なんて無いの!描けば絵なの!」というのは上手い人の理論だよぅと下手な私は思ってしまうのですが、上手い下手関係なく全員が取り組める題材だし、個性がでますね。伊野尾さんが、絵は苦手なのに、誰も使ってない水彩絵の具を手近にあったからと使ってみるところは(記憶が曖昧なので間違えてるかも)、世に出ていない彼の特徴を少し垣間見れた気がしました。空白に文字を埋めずにいられない圭人もアメリカンですね。英国男子だけど。
お絵描き班は他に香取さん、まーくんさん、つよさま、八乙女さんあたりでしょうか。絵と言えば手越さんなど「画伯」がクローズアップされがちですが、お絵描き班で集まって作品作っても面白そうですね。それにしても女子度高いなぁ…。

■音楽班
パンフの流れとは違って、いきなり3人でギター抱えてリリック歌い出したんで、リリック信者は大歓喜しつつ何故大倉さんまでギター?と首をかしげました。ドラムの前はギターをやってたんですね。男の子ってギター好きなんだなぁ。
ベイべと錦戸さんは作曲するし音楽班として納得の人選だけど、大倉さんは太鼓の達人しか印象が無くて何でこのメンバーに入ってるのかなと不思議でしたが、ドラマで共演経験のあるベイべも話しやすそうだったし、錦戸さんの説明を補足したりと良いクッション役だったように感じました。作曲班ではなくバンドグループ対談なんですね。
作曲スタイルについての話や、決めたアレンジ通りに演奏して欲しいかどうかという問答がなかなか興味深かったです。ベイべはお茶の間的にはおバカキャラかもしれないけど、なかなか考えているんですよ。でも「白雪姫ってスノーホワイトっていうんですよ」「へぇー!」のやり取りはおバカっぽくて可愛かった♪
自分たちで曲作って演奏するのはTOKIO・KinKi・エイトですが、ジャンプさんもバンドやってるし、気になる存在でしょうね。つよさま・安田さんは歌が降りてくる系で、こーさま・ベイベ・太一さんはどちらかというと職業作曲家系だと思うので、曲の作り方だけでも面白い話が聞けそうな気がします。あとは薮様の作詞法も伺いたいです。

■ステージ班
「事務所担だから行かない選択肢はない」と初めに書きましたが、正直に言うとステージ班が最大の目的でした。まーくんさんとこーさまとヒガシ様が並ぶなんて!キャー!(ゴメンね、タッキーも好きよ)
あまりにも浮ついていたのでほとんど記憶が無いのですが、こーさまとまーくんさんの会話がレア過ぎて、こーさまが「さかもとくん」と呼びかけるたびにキャー!と地団駄踏んでました。お手軽です。そしてこの程度のことに沸騰しているから肝心の内容を忘却するのですね・・・。
「ムカつく後輩もいるよね?」と沢山の後輩を率いるタイプの座長であるタッキーに訊くこーさまは、「上も下もいるからラク」という言葉の通り、この場を楽しんでいる様子でした。ジュンピーも語っていましたが、こーさまの課題も後輩への接し方なのではと勝手に感じています。SHOCKでは長らく年齢的にも立場的にも一番上のポジションにいましたが、かっちゃん先輩や美波里さんといった目上の方がカンパニーに入って下さったことで、自分は先輩としてどう振る舞うかを考えているのではないかなと思っています。
フィルフェスに話を戻すと、付き人まーくんさんがヒガシ様の代わりに日舞を稽古を受けていたことは知ってましたが、てっきりお仕事が忙しいからだと思っていたので、単なるサボりだったと知って仰天しました。しかも付き人はムカつきながらも真面目に稽古を受け、しかも振りを絵に描いて教えてあげていたなんて!なんだそれ!そんな2人が20年の時を経て舞台でW主演する世界ですよ!愛憎劇ですよ!!(興奮のあまりエクスクラメーションマークを多発するバカな文章で申し訳ない)
そんな仕打ちを受けてなお「ヒガシくんって、ずーっとカッコいいですよね♥」と突然言い出す付き人が可愛くて可哀想でやってられません。確かにヒガシ様はルックスも言動もカッコいいですが、それは付き人やこーさまやタッキーのように「カッコいい」と言ってくれる後輩が周りにいるからじゃないでしょうか。健ちゃんやジュンピーが時々まーくんさんのことをカッコいいと持ち上げてくれるのも、カッコよくいて欲しいからなのかな。ありがとう。
まーくんさんは座長として意識していることとして「ツライ時でもいつも笑顔で」と答えてらっしゃいましたが、つい先日の主演舞台では「休憩時間も黙々と練習していた」と共演の皆様から言われていて、果たして実践出来ていたのか疑わしいところです。
フランケンシュタインで2人が共演することは知っていたものの二つの役を交互に演じるという仕組みは知らなかったらしいこーさまが「ワークショップみたいですね」と言ったのが気になりました。舞台はほぼSHOCKしかやっていないのだから、SHOCKのワークショップとして別の役をやってみるということをしているのでしょうか。もしくは全く別のワークショップに参加しているのでしょうか。
ステージ班映像は15分間のフランPR番組みたいなものだから興味の無い他担さんゴメンね!と自己中に楽しんでしまったのだけど、実際はいかがだったでしょうか。華やかだった!という感想をよく目にしたのですが、こんな華やかなメンバーにうちのまーくんさんが加えていただくなんて…しかも自宅でホームパーティー設定だなんて…と終始アワアワしてしまいました。

■クイズコーナー
6つ目の水晶はクイズで勝ったらや!とジャニーズクイズが始まります。間違ったりジョーの機嫌を損なうとドンドン消されていって、残されるのは山田知念裕翔。「松岡くんが監督してないMVはどれ?」というクイズでは裕翔がTOKIOのMVに出演したエピソードが披露されたり、「辛いカレーを食べているのはどれ?」で茂さんの百面相(超可愛い)が見れたり、「一番カッコいいのは誰?」で何故かつよさまが出てきたり(可愛い枠じゃないの?)、なかなか油断ならない面白さでした。

■ライセンス更新!
集めた6つの水晶にはそれぞれ謎の漢字が…と思ったらそこに平家派が!
ライセンスを貰うことすら叶わずライセンス島の精霊?地縛霊?となった平家派が後輩たちを祝福し、♪ジャンピントゥーマイドリーム♪と後輩のデビュー曲を歌ってくれました。ていうかあなたたちTOKIOとV6のライセンスは持ってるんだからいいじゃんという話なのですが。活動拠点は少年倶楽部プレミアムで年1ペース、地上波に乗ったのも1度だけというマイナーグループをこんな形でゴリ推しするTOKIO怖い…引っ込み思案なV6にはちょっと出来ない仕事です。案の定、知らない子も少なくなかったようで、どこかで老害!とDISられていたらと思うと心配でなりません…。

とまあ、こんな内容だったわけですが、明らかにジュリー班案件の映画だったことから考えると、飯島班を率いるのがSMAPであるならジュリー班を率いるのは平家派ってことでしょうか。だとしたらジュリー班面白すぎるんですがw
実際に派閥があるのかなんて分かりませんが、TOKIO〜KAT-TUNの中堅世代が様々なフィールドで活躍している様子を見せることで、アイドルの活動場所はコンサートと雑誌と歌番組とバラエティだけじゃないよ、今後そちらの活動が縮小しても他が充実してればいいんだからね、と言われた気がしたのですが気のせいですよね?(笑)
自分の好きなグループだけを応援するのも良いけれど、他のグループのことも知っているとより一層楽しめるジャニーズワールドなので、こんな面白い催し物が東京限定で開催されるなんて勿体無い。折角の映像コンテンツなんだから、パンフと一緒に通販していただきたいです!