SHOCK2013梅芸

9月はSHOCK初の大阪公演!折角の地元なので何度でも観たい、という欲望を抑えて、23日ソワレと28日マチネの2回観て来ました。それでも、博多座と合わせて計3回も観れたのは過去最高です。有難いことです。

梅芸は3階席まであって天井が高く、フライング装置は2階席の目線の高さに取り付けられました。3階A席はせり出した装置が邪魔で舞台奥が、具体的に言えば階段落ちシーンの階段の上とかが見えなかったらしく(私は2階席なので大丈夫)、舞台両袖のスクリーンにライブ映像か映されました。これがかなりのボンヤリ画質で、コンサートのモニターを期待してると愕然とするので、次回があるなら改善を要求したいです(いきなり駄目出し)。まぁ、 だからこそのA席なんですが…。

帝劇・博多座と梅芸の大きな違いはライバル役が屋良さんから内くんに変わること。でも、どちらもそれぞれ魅力的なライバルだったと思います。ライバル役は、コウイチと競り合える素質が無いといけないので、出来る人は限られている気がしていて、この2人以外なら誰がやる?というのは常に気になります。

大阪に限った話ではありませんが、今年のキャスト変更で感じたことがあって。一つは、女性オーナーについて。個人的な感想を言えば、リカには母親がついていてくれて良かったなと思ったのですが、カンパニーに母親は必要だったのでしょうか。当たり前に男性オーナーだった時には生まれなかった疑問なので、今回の試みは目から鱗でした。もう一つは、ユウタとリョウタについて。これまでのカンパニーのメインキャストはみんな一緒に育ってきた仲間ですが、2人は後から加入してきた設定です。ヒロキチームにはなるけれど、コウイチの姿はどう見えているんだろう?ユウタはコウイチが死んだ後のcontinueを号泣しながら踊るのだけど、自然と涙が出るのか演技なのか気になって仕方ないので、優太がSHOCKについて語ってる記事があればぜひ教えて下さい…(ネットの片隅から呼びかける)

SHOCKもだけど、なんでこんなにこーさま現場が好きなのかなと考えてて、本当に今更気付いたんですが。私、群舞とラメラメキラキラ衣装がヨダレ出るほど好きなんですよ。まー担だけど、ブイコンでもまーじかるでも滅多に観られないから、こーさまのキラキラステージを求めるんだなぁと納得しました。好みのステージングをしてくれる好みの人がいるんだから、その人の担当になるのが自然じゃないかとこーさま現場に行くたびに考えるのですが、今回もまた担降り出来ずに帰ってきてしまいました。まぁ、色々ありますよね。

ヒロキもふぉーゆーもだけど、そろそろ「子供の時からずっと一緒に育ってきた仲間」という設定に無理を感じる年齢差になってきたので、かと言って今からこーさまと同世代がライバル役として出たら階段で殺陣とか絶対無理なので、カンパニーの設定は全体的に見直さないといけないかもしれませんね。
ヒガシ様がまーくんさんと一緒にドリボを観に行って、マッチさんと「自分たちの共通点は怖い先輩扱いされること」という話をされたそうですが、まーくんさんよりこーさまの方が間違いなく怖い先輩枠な気がします。
SHOCKは、同じ環境で同じように育ってきたはずが才能や器の差を見せつけられて過剰な対抗心を抱いた結果がこの悲劇、と捉えています。ですが、これまで知る限りのどのライバルも後輩なので、怖い先輩は背中しか見えず、必死でついて行こうと努力することで成長するのだと言われ、ついて行けない者は脱落する、ついて行けた後輩だけがまた次も呼んでもらえる、という関係性に見えてしまうことがあります。お芝居なので実年齢や実際のキャリアは本当は関係ないのですが、SHOCKではリカ以外は役名=実名なので、どうしても本人のキャラクターを透けて見てしまいます。そうなると、次は一体誰がそのポジションに?と考えずにいられないのです。ここ数年は屋良さんと内くんが交互に演じているので、それはそれで安心のクオリティで観ていられるんだけど、また目からウロコなキャスティングで衝撃を与えてくれることも期待しています。