- SINCE 1995~FOREVER -

ブイ20周年のアニバーサリーツアーは正式名称「ラブセン presents V6 LIVE TOUR 2015 -SINCE 1995~FOREVER-」なので、一般的にラブセンコンと略されたりするようだけど、ラブセン要素は入場時に配られるラブセンのVみくじカードぐらいだし、内容的には「SUPER Very bestコン」と言いたい。そんなわけで勝手にチョベリベコンと呼ばせていただきます。ほとんど誰も呼んでないけど。

思えば10周年のツアーを「アニバコン」と呼んでたけど、もう一度アニバコンをやるなんて全く想像してなかった。いや、長く活動してほしいとは思ってたけど、20周年なんて全然リアルには想像できなかった。
10周年の頃と比べると、ツアー間隔が2年になったり、1日2回公演をしなくなったり、会場も日数も減ったり(これはあさイチや他のスケジュールの影響かも)してるけど、ファンは逆に増えてる気がする。そんなことないのかな?アニバだから今回だけは入ろうっていう物見遊山な人よりも、最近ブイにハマったから今回初めてのブイコンに入るって声の方がよく聞こえる気がする。

チケットが全然取れなくて、長年応援してきたのに20周年を祝わせてもらえないなんて、と哀しんでるファンも多くて、それは本当に残念なことだけど、新規名義の方が取れてるというわけでもないし、ただただファンの総数or申込み数がキャパを遥かに超えたということでしかないんだよね。20周年でこの状況、本当にすごいことだなぁ。
最近のブイの盛り上がりが体感だけでも凄そうで、申込み時点でもう全然取れる気がしなかったんだけど、何とか大阪1公演と横アリ1公演の2回入ることができました。

コンレポを書くつもりは毎度のことながら無いのですが、感想もちゃんと書ける気がしません。ツアー当初、あまりに演出に関する感想が流れて来ないから、ネタバレ自粛の意識が高まってるからかなと思ってたのですが、感想が書きづらいの、なんか分かりました。後半のシングルほぼ全曲メドレーは今まで見たことない感じで、敢えて言うならSHOCKのラストに似てる。(多分全然違う。何でもSHOCKと言いたい病。) でも、特にここが見所!という演出はないし、20周年らしい映像だけどそこまでエモくないし。でもコンサートに入った人は口々に「よいコンサートだったね」「泣けた」と仰るのです。うまく言えないけど、「この演出を見せたい」という内容じゃないからこそ、見る人それぞれの思い出とかブイへの想いが浮き出たんじゃないでしょうか。うーん、やっぱりうまく言えない。

じゃあ私はどんな想いが浮き出たのかという話。前のエントリーでも書いたかもですが、私のファンとしての最優先事項は「ブイの存続」なのです。私がブイ担を辞めたいと思うことは今のところ無いけど、担降り以外にも、ファンは加齢とともに、受験とか恋愛、就職、結婚、出産、離婚、更年期、介護、リストラ、破産、病気、事故、どんな理由でファンを辞めることになるかもしれません。でもいつかふと「ブイはどうしてるかな」と思ってググった時に、相変わらず仲の良い6人の姿が見たい。ファンが減る一方だとブイが廃れてしまうだろうから、減る分を補うくらいには新規ファンが付いて欲しい。それでも年増アイドルのニーズは減るだろうし、個人活動の方が盛んになるだろうけど、名前だけのグループが残っても6人並んだ姿が見れないのは寂しい。コンサートも新曲もなくていい、年に1回WAになるだけでもいいから、ブイを無くさないためにはどんな環境が必要だろう。彼ら自身がもうアイドルなんて辞めたいって思うなら、それでも続けろなんて勝手な要求だけど、出来れば彼らが望んで続けたいと思える環境になって欲しい。
「いつか自分が出戻れるように」という目的はおかしいかもしれないけど、現に今年は出戻ってきたという声もたくさん聞いたし、ブイが残ってくれていたから出戻れたんだよね。「辞めるのは簡単。続けるのが難しい」ってTOKIOも言ってたし、他の分野でもよく聞く。自分でもすごくわかる。だから私は、ブイが続けられるよう応援しよう。6〜7年くらい前にそう決めたのでした。

「此処から」は本人たちがわりと赤裸々に自分たちに向けて書いた詩だけど、彼らも私たちファンも「此処からいなくならないで」この時を迎えることができて本当に良かったなぁと思いながら聞きました。
私が入った大阪最終日のトリプルアンコールは「HELLO」。チョベリベ各盤で収録曲が違うから全曲聞けてない人も少なくないかもしれないけど、私はこの曲が一番好き。「例えば二度と会えなくても HELLO HELLO 届いていますか?」離れていくファンがいてもブイは歌い続けてきたし、ちゃんと届いたから戻ってきてくれたんだよね。二度と会えない彼女にも届いているといいな。どこかで笑顔で観てくれていたら嬉しい。
横アリ最終日のトリプルアンコールは「ミュージック・ライフ」。V6楽曲大賞でも選んだくらい好き。HELLOを聴きながらしんみりしすぎちゃって、どんなことを思いながら聴いてるんだろうってメンバーに心配かけちゃったかもしれない。ミュージック・ライフは、ブイが音楽が好きな人たちで良かったな、とライブで聴いて幸せになる曲。最近はブイコンと言えばこの曲って身体になってるから、今回も聞けたのはラッキーでした。

私はまー担なので、ブイの中ではまーくんさんの人生を母親のように気にかけているのだけど、V6という存在はまるで2次元のようで、私にとってその物語の主人公は健くんなのです。「V6は絶対的な存在。なくてはならないし、自分自身でもある」と言ってしまう健くん。岡田さんに「アイドルに誇りを持ってほしい」と言った健くんのことを、私は逆に「もう少しアイドルから解放されてもいいのに」と心配していました。個人活動が活発なメンバーをV6に繋ぎ止めてくれているのは健くんなのかもしれないなと勝手に思っています。ジャニーさんはV6を作る時に、健くんを中心にしたグループにしたいと言ったそうですが、剛健コンビはセットじゃないとダメだと健くんが直訴して今の形になりました。V6には明確なセンターはいないものの、センターカラーの赤は剛くんです。どの曲だったか、健くんがセンターになる陣形があって、ジャニーさんが作りたかったグループになったかな、と考えながらその景色を眺めていました。

11/1の代々木オーラスは、そりゃどんなことになるかすごく興味あるし入れるなら入りたかったけど、どうせブルーレイ(言霊)に収録されるし、って言ってたらWOWOWでも1ヶ月後に放送してくれるし、日曜夜公演だから途中抜けしなきゃかもだし、とか考えるとそこまで切実に入りたいわけじゃない気がして早々に諦めました。チケット品薄のこの時期に現場欲が低下してるのは、ある意味助かったのかも…。たくさん入りたい方たちは大変だったろうなぁ。

20周年って単にデビューからちょうど20年経ったってだけで、目標でもゴールでもないけど、これをきっかけにお祭り騒ぎができるのは幸せですね。去年は楽しかったね、じゃなくて、これからも楽しくいられますように。

V6、20周年おめでとうございます。