ミュージカルスタア担の憂鬱

以前の記事で、「まーミュコン3日間行く!」と叫んでいましたが、本当に行ってしまいました。3日間4公演。恐るべきチケット運。皆から私の呪いのせいと言われましたが、全く否定できません。友人のチケット運に大変お世話になったので(自分は大したことない)、私の呪いのために運を使わせてしまって本当に申し訳ないことをしました。ありがとうございました。

過去のエントリーでも何度となく呪っているものの、何をそんなに呪っているのか自分でもよく分からなくなってきたので、こじらせた想いをここに吐き出して、少しでも気持ちの整理をつけたいと思います。

マージカル担がこじらせるまで

そもそもまー担になったキッカケは、2005年にネバゴナダンスを観たことでした。ヒロイン役の紺野まひるちゃんの「惚れてしまいそう」との言葉に完全同意しかなく、「将来のミュージカル界のためにも、この人を応援しなくちゃ!」と思ったのです。

私がジャニオタになったのは2004年で、すっかり大人になってからなのですが、ミュージカルについては、中高生の頃から劇団四季を観に行ったり、TVで宝塚を観ていた*1くらいには慣れ親しんでいました。学生だからそんなに色々は観に行けなかったし、特定の役者さんにハマっていたわけでもなく、普段はミュージカルCDを聴いたり、友人たちに誘われて観劇する程度でした。
私が中高生の頃、つまり20年前(年がバレる)はミュージカルと言えば四季か東宝か宝塚くらいだった気がします。四季や宝塚はクセが強いし、東宝も敷居が高くて、ミュージカル苦手って言う人の気持ちも分からなくはないけれど、女子校育ちだからか周りにも仲間がわりといたし、肩身が狭いと感じたことはありませんでした。
私は歌って踊るエンタメとしてミュージカルが好きだったので、知人に誘われて観たジャニコンもまさに歌って踊る世界で、私が好きなのはコレや!とジャニオタになりましたが、まーくんさんのネバゴナダンスを観て、求めてたのはコレや!とビビッときたのでした。
ミュージカルの中でも作品によりますが、メインキャストはほとんど歌だけでダンスをするのはダンサーさん、と役割が分かれていることが多いし、王子役で歌声は王子だけどルックスは…ということも正直よくあります。でも、ネバゴナまーくんさんは、ちゃんと歌えるし踊れるしルックスも良く華もあって*2、こんな役者さんがいるならミュージカル界の将来も楽しみだなぁ、ジャニーズだからこそこれだけ集客できるのなら、彼の人気が続くよう応援しよう、と決めたのでした。

ネバゴナと同じ年の夏にはボーイ・フロム・オズが上演されました。これがまた素晴らしい作品で、どれだけ素晴らしいかは貴方の周りのまー担に聞いてみてください。まー担がいなければ、観劇ブログをググってください。2005年初演の後、2006年、2008年と再演を重ね、彼の代表作と言っても過言ではありません。
2011年には東宝制作のゾロ・ザ・ミュージカルに出演しました。これは初めてオーディションを受けて取った仕事だそうです。1〜2月が日生劇場、3月に中日劇場・梅田芸術劇場、と3ヶ月間に渡る公演でした。

V6としての活動もあるので、立てる舞台の数は年に1〜2回、ストレートプレイもあるのでミュージカルとしては年1回あるかどうかですが、ミュージカル誌における演劇評論家さんたちの選ぶランキングでは俳優部門で上位に入ることもあり、ファンの贔屓目だけでなくミュージカル俳優として認められる存在であることを嬉しく思っています。

・・・思ってはいるのですが、ミュージカル界での活躍を願ってファンになった身としては、演目の少なさに歯ぎしりすることもありました。いや、正直言うと常に地団駄踏んでました。
V6の一員だし、avexと契約するアーティストでもあるので、グループ活動が主軸になるのは仕方ありません。しかし、コンサートも年1回やらないしCDリリースもレギュラー番組もそれほどない、ゾロの時は3ヶ月+αの拘束も大丈夫だったし、現にオカダ氏は1年間の大河仕事もできるしエベレストにも登れるじゃんかよぉ!(単なる妬み)

舞台の仕事がどのように決まるのかは、中の人間ではないので知りません。近年のまーくんさんの舞台の多くは「主催:東京グローブ座/企画・製作:Quarus」となっています。ジャニーズは東京グローブ座という劇場を所有していますが、専用劇場ではなく、一般の団体にも貸館しています。主催が東京グローブ座でも、青山劇場で上演される場合もあります。グローブ座≒事務所だと認識しているので、グローブ座主催の舞台は、事務所プロデュースの舞台なのだと解釈しています。「外部舞台」と表現されるのはジャニーさん作演出のいわゆる「ジャニ舞台」と対比してのことですが、外部のプロデューサーさんが企画した舞台にオファーを受けたりして出演するのとは意味合いが違うのではないかなと思っています。

事務所プロデュースでも、演出家・脚本・共演者等に恵まれた良作ばかりなので、作品に対する不満は全くありません。恐らく事務所として、グループ活動のスケジュールや舞台経験値なども勘案してセッティングされているのでしょう。
でも、どうしても気になってしまうのが、例えば東宝ホリプロ製作のミュージカルに出る機会はないのかということ。
ゾロのようにオーディションで選ばれて出られることもありますが、だいたいの場合は「この役は◯◯さんにやって欲しいけどスケジュール空いてるかな」という流れでオファーが来るのだと思います。外部舞台のキャスティングで、まーくんさんの名前が挙がることはあるのでしょうか?
「シルバースプーンに映る月」は、以前ストレートプレイで組んだG2さんが次はミュージカルをとキャスティングや内容を考えてくださったものだと聞いた記憶があるので、企画の大元はG2さんで、グローブ座は興行としてのプロデュースを行ったのかもしれません。このように事務所以外の方から声がかかる企画って、他にもあったのでしょうか。

実際に外部舞台のオファーを受けるには、スケジュールの問題もあるでしょうし、権利問題もあるのではと想像しています。まーくんさんが出演した舞台はミュージカル・ストレートプレイに関わらず何故か映像化されることがありません。記憶にある限りではPLAYZONEくらい…?いや、そんなバカな。でも私は他に持ってない気がします。ジャニーズでもV6でも、出演舞台が映像化されるケースはあります。映像化の有無は企画段階で決定しているものだそう*3。ただ、ロングランであれば、反響を受けて収録するケースもあるかもしれません。ミュージカルの場合、映像は無理でもライブ盤として音源だけでも欲しいところですが、マージカル*4ではこれも実現していません。海外ミュージカルの場合には上演に際する制約が厳しいこともあるようで、日本版での映像化や録音を許していないケースもあるようですが、事務所側の事情で映像化・音源化を認めない場合、それを前提とした企画には参加できない可能性もあります。

私がネバゴナ以降で観てきたマージカル(ゾロ以外)は、東京・大阪合わせて1ヶ月弱の上演期間で、ブイFCでチケットがある程度確保でき、劇場に行くと大半がブイファン(共演者がヅカOGさんの場合、大阪公演ではヅカファンらしき方はよく見かける)という客層でした。共演者さんや評論家さんにも評価していただけているとは言え、期間が短いとスケジュールが合わず観に来ていただけない評論家さんも多いし、マージカルを観ているのが目の肥えたミュージカルファンではなくほとんどブイファンだと、客席の反応もアイドルファンの贔屓目があるのではと不安になります。かと言って、客席を埋められない程度しかファンがいないのも困るし、FC枠が無くなるのも困る。ゾロは公演期間も長くキャパも大きめな日生劇場だったから、ジャニオタじゃないミュージカル好きな友人を誘うことが出来たのが良かったです。普段の演目だと、チケットが余ってもジャニオタ仲間優先で譲ってしまうから。「坂本さんのミュージカル観たことあるよ」ってたくさんの人に言ってもらいたい。そんな理由で、また大型ミュージカルに出る機会があればと願っています。

あと、これは超個人的な趣味の話になるのですが、ミュージカルでは群舞が好きなんですよ。SHOCKには私の大好きな群舞がてんこ盛りで毎度よだれを垂らしながら観ているのですが、マージカルはもう少しこじんまりとしたものが多くて、群舞はほぼ記憶にありません。ブイコンも6人だけだし。たくさんのダンサーを従えてセンターで歌い踊る姿も見てみたいなと思ってます。

長々と書きましたが、要するに「もっと色んなミュージカルに出て欲しい!何で出られないんだ!」と呪い続けているという話でした。

OMS開幕

2015年はV6デビュー20周年で、紅白に始まり紅白に終わるグループ活動満載の1年でした。10周年の時は6人映画や、夏には青劇でオズとプロデュがあって、コンサートは秋〜冬でした。20周年は夏にベストアルバムリリースと24時間テレビ、夏〜秋でコンサート、年末にミュージックソンと紅白、という流れで、舞台班多数のブイには珍しく舞台仕事が1つもありませんでした。
そう、まーくんさんの舞台仕事が1つも無かったのです。
舞台仕事が無いこと自体は、グループ仕事のスケジュールの関係もあるので納得していました。ただ、直近の舞台が2014年秋のトニミュと2013年末のフランなので、舞台仕事のスパンが空きすぎなのでは?と感じていて、ブイのメンバー紹介で「舞台で活躍」と書かれるたびにモヤモヤしていました。舞台で活躍してるところ、ファンの私でもそんなに見てないよ!!(←呪い)

でも、そんなモヤモヤも忘れるくらいに6人活動を満喫し、20周年ツアーオーラスの余韻も冷めない11/13に、新たなお知らせが舞い込みました。
「音楽の殿堂・オーチャードホールで、ジャニーズ初のミュージカルコンサートを開催」
見れなかった過去のマージカルの再演も映像化も難しいなら、せめてミューコンをやって欲しい、という声はファンの中でもちらほら挙がっていました。私はとにかくミュージカルに関する仕事を待ってたし、まーくんさんのミューコンなんて初めてだからとてもワクワクしました。

でも、年季の入った呪い体質(?)なので、色々と気になることはありました。
まず、「ジャニーズのソロコン」なのか「ミュージカルコンサートという外部仕事」なのか。インタビューで「ミュージカル曲だけでコンサートをするなんて新しい」と語るのを見るたびにざわざわしていました。確かにまーくんさんがミューコンをするのは初めてですし、ジャニーズ事務所のタレントとしても前例は無いですが、ミュージカル業界においてミューコンはわりと頻繁に行なわれています。まるでミューコンの存在を知らないみたいな発言に聞こえて、これがミュージカル業界に不慣れなジャニーズファンの言葉ならまだしも、まさかまーくんさんがミューコン知らないはずないし、何でそんな言い方をするのかなと不思議で仕方ありませんでした。グローブ座主催の舞台が外部舞台なら、グローブ座主催のミューコンも外部仕事だし、外部でミューコンは珍しくないから。でも、ジャニーズのソロコンとしてならまだ分かります。こーさま、つよしさん、ごーくんなどのソロコンと比べると、全然違う。

「持ち歌は歌わない」という言葉にも違和感がありました。舞台でまーくんさんが歌った歌なら持ち歌と言っていいんじゃないの?でも、他のミュージカル俳優さんもコンサートで歌うミュージカル曲は「持ち歌じゃない」と仰います。自分の歌じゃなく役の歌だし、キャストが変われば別の人も歌うものだから。確かにそう言われればそうですね。逆に、持ち歌を歌うミューコンを観たことが無かったからこそのこの感覚でしたが、先日MonSTARSのコンサートに行き、三銃士やレミゼのナンバーとともにモンスターズの曲やカズさんの曲が歌われていて、これが持ち歌を歌うミューコンだなと納得しました。*5
実際OMSを観るまでは「ミュージカルコンサートを観る」という意識だったのですが、数回観てようやく「自担のソロコンを観ているんだ」と気付いて、改めて夢のような現場だなと感じた次第です。

「(OMSは)急な話」という発言もありました。東宝などの大作ミュージカルにメインで出演される役者さんたちは劇場スケジュールなどの関係から、3年後の予定まで埋まっているそうです。対して、例えば今年4月上演の滝沢歌舞伎の健くんへのオファーは去年の夏〜秋頃だったそうです。
2015年はグループ仕事優先と思っていたので、ツアーが終わればさすがにミュージカルのお知らせが来るでしょう、と思っていたところに「急な話」のミューコンだったので、しばらくミュージカルの予定はないものの一気に増えたブイ担を引き留めるために、共演者やスタッフのブッキングや作品選びが要らないミューコンで穴埋めしたのでは、と疑心暗鬼になりました。
実際には、今回の企画は去年の春くらいから進められていたようですが、それは普段の舞台の進行と比べると遅いというだけで別に穴埋めでもなく予定通りだったのかもしれませんし、ジャニーズのコンサートなら半年前に決まるくらいは普通のことのようです。そう考えると、特に意図して発した言葉ではなかったのかもしれません。*6

ミューコンで良くあるのが、日替わりゲストを呼ぶ演出です。ゲストとしては、過去の共演者など繋がりのある方が招かれることが多いですが、OMSはゲストを呼ばないスタイルでした。OMSと同日程で、グローブ座では岡田浩暉さんのコンサートがありました。岡田さんもオールシュックで共演していましたが、カズさんや紫吹さんなど共演経験のある方がゲストで出てらっしゃって、まーミュコンにも出ていただきたかったし、せめて観に来ていただきたかったのに叶わなくて残念でした。ゲスト制はゲストのファンも集客できるメリットがありますが、OMSは出演者さんが身内を誘う余裕もないほどの激レアチケット*7で、ゲストを招くのはそもそも無理だったのかもしれません。10人のアンサンブルの方たちのお力で、たくさんの曲を素晴らしく再現していただくことができました。無理かもしれないと思っていたデュエットも聴けたし、大満足です。

身内の招待と言えば、今回初めてブイメンバー5人全員が観に来てくれました。入った回はバラバラですが、ごーくん、岡田氏は普段めったに来てくれないので、嬉しいことです。でも、事務所の後輩や先輩はいらっしゃらなかったようで残念。コンサートと違って席数も公演数も限られているから仕方ないのかもしれません。資料用の収録はあったようなので、映像だけでも観てもらえるといいのですが。約2000席×4公演とは言え、周りではあまりにも激戦だったので、実はこれは関係者やプレス向けのイベントで事務所の後輩の見学席もたくさん確保されていて、FC枠はマージカルに昔から通っているまー担を番協として入れるためではないか、と疑ったりもしましたw

OMS関連のインタビューでは「自分ができるのは、ほかの方と共演したり後輩と共演することで、別方向から来てくれて、面白いなと思ってもらえるように発信していくことなんじゃないかなと。後輩が僕の舞台を見に来てくれて、それを発信してくれることで興味を持ってくれる人が出てきたり」という発言がありました。もっとたくさんの人にミュージカルを観てもらうためには、後輩と共演したり後輩に見に来てもらうなど、後輩を入口にして興味を持って欲しいと考えているようです。OMS直前、関ジャムでミュージカル特集があり、まーくんさんと井上芳雄くん、安蘭けいさんがゲストで、ミュージカル界の知られざるエピソードが語られました。元ネタは主に芳雄くんの本*8に書かれているので興味を持たれた方は是非読んでほしいのですが、このように後輩の番組で取り上げてもらうだけでも、後輩のファンにミュージカルの魅力を伝える1つの手立てかもしれません。でも、やっぱりミュージカルに出てハマってくれる後輩が増えて欲しい。ジャニーズは歌って踊って芝居が出来る子が揃ってるんだから、ミュージカルへのハードルは高くないはずだし、ミュージカルにハマる素質を持ったジャニオタも少なくないと思うんだけどなぁ。Jr.の増田良くんや半澤くんはまーくんさんに憧れてるって言ってくれてるし、増田くんなんて王家の紋章もアラジンも出れそう(※完全に顔からのイメージ)だから、何か外部舞台の仕事が来て欲しいです。
ファンをたくさん連れてくると言う意味ではデビュー組に期待したいところです。でも、先にも散々呪ったように、若い子に比べるとアイドル仕事が詰まってるわけでも無さそうに見えるまーくんさんでさえ、ミュージカルは年に1回あるかどうかの状況です。デビュー組の後輩に、ストレートプレイより稽古期間の長いミュージカルに出る余地があるのか。また、いわゆるジャニーズ舞台に出ている後輩は多いけれど、まーくんさんとミュージカルで共演している後輩は多くはありません。共演できるかはその作品に適当な役があるかにもよりますが、事務所に良い作品を取ってきてベストな座組みで上演する力があるのか。ホリプロアミューズなど大手事務所も力を入れているミュージカル界を、ジャニーズ事務所はこれからどう生きていくつもりなのか。事務所では最近よく「継承」がテーマとして挙げられます。岡田さんは、ジャニーズアイドルが俳優として活躍できるようにしたいと話していましたが、ミュージカルの後輩への継承をどのように実現するのかは、正直まだよく見えません。

OMSで語られた言葉

楽しみ8割モヤモヤ2割くらいで迎えたOMSでしたが、「これは自担のソロコンだ」と気付いたことと、OMSやその後のインタビューでまーくんさんから語られた言葉で、かなり呪いが晴れました。

「将来やってみたい作品」としてRENTから2曲歌われましたが、RENTのキャストはオーディション選抜で、メインキャストは対象年齢が30代までなのです。以前からRENTに出たいと本人も言っていたけれど、年齢のこともあるし、直近の公演も2015年秋上演だったから、ブイ20周年にどんぴしゃだったのです。もしもV6のメンバーじゃなかったら出られていたかもしれない…。OMSでは「将来やりたい作品」として紹介されたのでモヤモヤしていましたが、公演後の雑誌インタビューで「もう出演できないけど歌えてうれしい」と言っていて、ホッとしました。*9

私のマージカルへの呪いって基本的に「まーくんさんがV6のメンバーじゃなければ、もっと色んなミュージカルに出られるのでは」という問題に帰結するから、ジャニオタとしてかなりもどかしいのです。そもそもミュージカルで活躍できるようにジャニーズの活動を応援しようとしたことが矛盾しているのではと悩んでしまって、こじらせてしまうのです。

OMS最終日のカーテンコールで話してくれた言葉。ちゃんとメモを取れてないし、皆さんのレポでも少しずつニュアンスが違うから記憶違いなら申し訳ないのだけど、このようなことを話してくれました。

遠回りって大事だと思ってるんです。
ロープウェイで行くと1つの景色だけど、山登りすることで色んな景色が見られる。
デビューできたから、遠回りかもしれないけれど、僕にとっては近道なんです。だからこそ、こうやって皆さんと話せてる。

デビューしたことはミュージカルという目標に向かうには遠回りかもしれない。私がずっと気に病んでいたことを、まーくんさんも判っていないわけがないのです。でも、そのおかげで色んな経験ができたし、アイドルが入口だったとしても自分のミュージカルコンサートにこれだけのファンが来てくれる。これは決して無駄な遠回りじゃなかったんだよ、だから心配しなくていいよ。そう言ってもらえた気がして、スッと肩の荷が下りました。

たしか、この流れで「僕たちには、出会いたい作品や出会うべき作品があります」という言葉もありました。まーくんさんのことがミュージカルスターとして好きだから、自分の好きなジャンルの作品に出て欲しいと思いがちだけど、出会いたい作品だけでなく、出会うべき作品もあるのだ。それは私の好みやまーくんさんの好みとは違うかもしれないけれど、きっと出会うべき作品なのだろう。好みのジャンルがあるなら、まーくんさんが出ていなくてもその作品を観ればいいだけじゃないか。何で出てくれないんだろうと呪うのはやめよう。なるべく。頑張ろう。


マージカルへの呪いも少し晴れ、そもそも私はただのミュージカルファンだったと出自を思い出す良い機会になったので、ジャニーズにこだわらず自分の好きそうなミュージカルは観に行くようにしようと心に決めました。
後輩への継承問題については、どうしてもSHOCKと比較してしまいます。SHOCKはどんどん新たな後輩と共演するし、出演してない後輩が見に来て語ってくれる作品なので、マージカルもSHOCKのような存在になってくれたらいいのではないでしょうか。ミュージカルの座長同士として、まーくんさんとこーさまにはガッツリ語り合って欲しいし、何なら舞台共演してみたらどうでしょうか。いやいや、私欲じゃなくて事務所の発展のために。あと、関ジャムでの井上芳雄くんのミュージカルトークがすごく面白くて反響ありましたが、本では興味深いことを語ってくれているし、こーさまの本*10と併せて読むと、人格的に共通点がわりとあるからとても面白いです。同じ帝劇スターとしてこーさまと芳雄くんにも交流して欲しい。芳雄くんは森光子さんとも親しかったようだし、こーさまとも交流ないのかな?関ジャムでまーくんさんが芳雄くんのことを「もうちょいつつけばでてくる(笑)」とか言ってて、舞台共演が無くても交流あるんだなーと感激したので、いっそのことまーくんさんとこーさまと芳雄くんの3人での座談会もアリですね。私欲じゃない!

*1:関西には「花の指定席」という地上波番組があったのです

*2:当時の感想です

*3:予算にも関わるし、収録用機材のために座席を潰すこともあるらしい

*4:まーくんさんのミュージカルのこと

*5:モンスターズはローラースケート履いてパラダイス銀河も歌ってました。ジャニーズの現役アイドルは歌ってないのにw

*6:2015/11/28のネクジェネで「来年の2月にやります。また急な話でしょこれ」「何となくそういうのってあるじゃないですか。剛が前にやったじゃん。仮設のテントやって、各グループから何人か、ソロコンサート」と言っていて、ごーくんがやった時のように急に、事務所からソロコンやるって聞かされたのかなと思ったので。ファンの立場からしても、11月に翌年2月のコンサートを知らされるのは急な話には違いないんだけど。

*7:それなのに多ステして申し訳ない…

*8:「ミュージカル俳優という仕事」https://www.amazon.co.jp/dp/4822272575/

*9:ポポロ2016年4月号「機会があったらいつか歌いたいとずっと思ってたんです」「でも出演するには年齢制限があって、僕はもう出演できないんです」

*10:「エンタテイナーの条件」http://www.amazon.co.jp/dp/4822272729/