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激情/Apasionado

ジャニオタが宝塚を観たブログだよ!
これが初ヅカなら「ジャニオタが初めて宝塚を観た」というタイトルにするところだけど、ヅカ歴だけなら20年以上なので(ずっと観ていたわけではないけれど)、書くとすれば「ジャニオタが初めてちゃぴちゃんを観た」というタイトルになるだろうか。

宝塚月組娘役トップの愛希れいかさん(愛称:ちゃぴちゃん)のことは、TLでたびたびお名前を見かけていた程度で映像ででも観たことは無かったのだけれど、お友達にこの公演を誘われて、迷わず自らPG先行にエントリーしてチケットを取ったのでした。ここまで意欲的だった理由としては、次の3点が挙げられます。
①ショーがある(昨年観た宝塚の公演はショーが無かったので)
②噂のちゃぴちゃんが観れる
カルメン→フラメンコ→ゾロ
梅芸でフラメンコと言えばゾロだよね(短絡的まー担病)ということで、相変わらず宝塚を観ながら自担のことを考えていたわけですが、それはまた後に書くことにします。

ミュージカル・プレイ
『激情』
—ホセとカルメン
脚本/柴田 侑宏
演出・振付/謝 珠栄


ファナティック・ショー
『Apasionado(アパショナード)!!III』
作・演出/藤井 大介


月組公演 『激情』『Apasionado(アパショナード)!!III』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

『激情』

副題に「ホセとカルメン」とあるけれど、カルメンがとにかく魅力的で、幕が下りた後も「ちゃぴちゃんーちゃぴちゃんー」とうわごとを言うほどでした。
堅物の兵隊さんだけどカルメンに見初められて人生が流転するホセ役は月組二番手男役(次期トップ)の珠城りょうさん(たまきちさん)、カルメン役は娘役トップのちゃぴちゃん。宝塚の演目って主役がハッキリ分かる脚本や演出になるから、この副題が付いていなければ男役であるホセを主役とした芝居になるし、カルメンはホセより目立ってはいけないんだろうけど、あえて「ホセとカルメン」とあるように、カルメンもW主役扱いなので大丈夫なのでしょう。宝塚って女の園でありながら男を立てる文化なので、娘役が主役レベルで扱われる作品って少ない気がします。
これは過去にも上演された演目で、1999年の初演時は第54回文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞されたそう。その時の配役は、姿月あさとさんと花總まりさんでした。パンフレットに載っていたお写真だけでも素晴らしいのが分かる…(ゴクリ) 

ちゃぴちゃんは、田口くん並みに顔が小さくて(伝われ)、お歌も上手なんだけど、多分すごくダンスが上手で、可愛らしいお顔なのにカルメンの挑発的な台詞も違和感なくて、セクシーさを台詞だけでなく身体でも表現できていたと思います。べた褒め。入団当初は男役だったと聞いてひっくり返りました。背が高いからかな。観劇後にスカステのナウオン*1を見て、ちゃぴちゃんってこんな大人しそうな子だったの!とまたひっくり返りました。激情のお稽古の時はアイラインを濃く入れて雰囲気出そうと頑張るちゃぴちゃん…かわいい。

そんな感じでちゃぴちゃんのカルメンにロックオンで観ていたのですが、作品自体も面白かったです。奔放なカルメンと、彼女に惚れられたことをきっかけに裏社会で生きることになる軍人ホセ。カルメンの台詞で「あたいは狼、あんたは犬。あたいは何にも縛られず自由に生きたいの。あんたとは違う」みたいなのがあって、私もまーくんさんにはカルメンのように生きて欲しいと思ってるけど間違いなく犬タイプだし、そんな犬なまーくんさんのことが大好きだよ…と歯ぎしりしました。見方がおかしい。惚れてるから自分に付いてきて欲しいホセと、惚れてるけど自由に生きたいし自由な自分を愛して欲しいカルメン、どちらの気持ちもわからんでもないなと思ってしまったけど、まーくんさんがカルメンならやっぱり殺しかねないので犬で良かったです。まぁ落ち着こうか。

すぐ退団後の共演を考えてしまうのがマージカル担の悪い癖なのだけど、ちゃぴちゃんは娘役トップでもまだ年次が若いから退団までは数年あると思われるので、共演する頃にはまーくんさんは50歳になってそうですね。年齢2倍くらいだし、さすがに相手役は無いですかね…。*2ミュージカル界で活躍するヅカOGさんは圧倒的に男役さんが多いけど、ちゃぴちゃんにも花總さんくらい活躍して欲しいです。本物の男役(って何)であれば、ちゃぴちゃんより背の高い人も多いし。って、まだまだ現役のちゃぴちゃんにこんなこと考えるのもアレですが。

『Apasionado(アパショナード)!!III』

次はショーの話をしましょう。
幕間休憩から席に戻ると、ステージ上はショーのセットになっていて、客席の皆がパシャパシャ写真を撮っていてビックリしました。セットの写真は撮影OKなのだそう。ルールは場所によって変わるから、案内人の存在は重要ですね。

「激情」はストーリー展開に無理がないきちんとしたお芝居でしたが、「アパショナード」は筋書きも何もあったもんじゃない、てんこ盛りのショーでした。一生分のスパンコールと布地と羽根を見た…(白目) 観劇してから10日経ってるけど「♪アッパショナード」のフレーズだけずっと脳内リフレインしてる。名曲。見所はライオンとメスシマウマのラブシーンです。何を言っているのかわからないと思うが。
宝塚のショーを観るのは20年ぶりくらいかもしれないけど、こんなんだっけ…と唖然としました。でも確かに「宝塚を観た」という満足感はすさまじく得られました。
SHOCKを多ステする人は薬物中毒になる前に逮捕して更生させてあげるべきなのではないかと常々思っているのだけど(暴論)、ヅカオタも直ちに大量検挙すべきな気がします。こんな大量のキラキラを頻繁に摂取してまともに生活できるわけがない。
去年は、ジャニーズの現場を年に1度で満足できる人と出来ない人との差について考えていたんだけど、宝塚のこのキラキラは年に1度で充分だわと感じてしまったので、ジャニーズを多ステしない人も同じような感覚なのかもしれませんね。すっかり麻痺してた。
歌とダンスとスパンコールと群舞がめちゃめちゃ好きだから、まー担から降りるならこーさまか宝塚かと思いながら宝塚観たけど、1回でお腹いっぱいになるくらいだからまだ降りられなさそうです。なんだろう、大トロはそんなに食べられないけど赤身なら何個でもイケる的な…?

ジャニオタ歴10年超のくせに、ジャニワとかのいわゆるヒロム舞台はちゃんと観たことがないんだけど*3、ジャニーさんがやりたい舞台ってこういうてんこ盛りショーなんじゃないのでしょうか? 宝塚のショーとしてなら成立するのに、それを無理矢理ミュージカルにするからストーリーがはちゃめちゃになって、出演者たち自らセリフを組み換えたりこーさまみたいに作り替えたりする羽目になるのでは? 違うよ!ホントにミュージカルが作りたいんだよ!って言われたらごめんだけど。せっかくジャニオタになったんだから、ヒロムが作りたいものをちゃんと理解しておきたいなと宝塚を観ながら思いました。別にヒロムイズムを伝承できる立場でもなんでも無いのですが。

宝塚を観て、ジャニーズとか色んなことを考えた

退団後の話ばかりしてしまって申し訳ないけど、宝塚と四季は多くの実力あるミュージカル俳優さんを輩出されていて、その理由は素質のある人が選抜されて入っているということもあるし、舞台の経験が多く積めるからというのもあるのでしょう。でも、退団しないと新たなキャリアを築けないのは勿体無い気もします。
ジャニーズも、歌とダンスと演技の素質がある子がたくさんいるから、もっとミュージカル界で活躍できてもいいのにと思うけれど、宝塚と四季が劇団であるのに対してジャニーズは芸能事務所なので、コンスタントに舞台の仕事をするのも難しいのですかねぇ。毎回こんな話ばかりで申し訳ない。

近年のジャニーズは辞めないことが当たり前になっているから、辞めてどうするの?それは辞めないと出来ないこと?と問いかけがちだけど、昔のジャニーズはデビューしても解散して退所する人も多かったし、女子アイドルは今だってある程度の年齢になったら辞めるのが当たり前。そこにはアイドル観の変化とか男女差があって、アイドル側の活動方針の変化に応じてファン側の応援スタンスも変化、というか多角化しているんだろうと思う。
ジャニーズの中でもデビュー組とジュニアとの間には深い溝があって、レコード会社との契約の有無でこんなにも活動の内容が変わっちゃうんだとびっくりするから、ジャニーズのマネジメントにレコード会社が大いに関わっているんだなということがよく分かる。
ジャニーズって謎の不文律が多いし、色々と面倒なこともあるんだろうけど、歌とダンスが好きなオタクから見れば夢のように人材豊富な事務所だから、その人材を流出させずに事業拡大していくことができればエンタメ界にとって凄い柱になれるだろうにと、ついグチグチ言ってしまう事務所以上に面倒なジャニオタで申し訳ない。

宝塚も四季も素晴らしい作品を作っているし、女子アイドルも素敵なライブを見せてくれるから、そこを辞めなくても色んな素敵なことが出来ると最高だし、それが比較的出来そうなところがジャニーズだから、もうちょっと頑張ってくれと願うばかりです。でも、事務所を辞めたとしてもジャニーズでの経験を生かして活躍してくれるならぜひ応援したい。エンタメとは別分野に進むとしても、ジャニーズでの人生が幸せな記憶でありますように。これからの人生が幸せでありますように。

*1:宝塚歌劇専門チャンネルタカラヅカ・スカイ・ステージの「NOW ON STAGE」のこと。上演中の公演について出演者のトークや稽古場風景が見れる、ジャニオタ垂涎の番組。ジャニーズでもこんな番組やってくれ。

*2:って考えてたら、今年のSHOCKのリカ(小南満佑子ちゃん)は19歳で、こーさま37歳だった…夢がある…

*3:SHOCKはEndlessになってからしか観てないから、かなりヒロム色が薄まっていると思っている