2017年現場振り返り

2017年は24現場。のはずです。年末のキンキコンは年またぎなのでまとめてカウントしちゃうと25現場。2016年が自分的にやりすぎだったから抑える気満々だったけど、ブイコンもあったしまーくんさんの舞台も2つあったし、仕方ないね。諦めも肝心。
2016年は34現場だったらしい。2015年は6現場なのに!極端!

  • We are KinKi Kids DOME CONCERT(京セラドーム 1/1)
  • 戸惑いの惑星(グローブ座 1/22昼、キャナルシティ劇場 2/19昼、ドラマシティ 2/25昼、2/26夜)

  • JUMP I/Oth Anniversary Tour(京セラドーム 12/10)
  • KinKi Kids Concert 20.2.21(京セラドーム 12/31カウコン、2018/1/1)


分かりやすくブイキンキ月組 and more といったラインナップ。and moreは、Jr.祭りとJUMPコンとBBとレミゼの4つなので、まずはその話をしましょう。

and moreについて

ジャニオタ活動において「自担ごと以外では遠征しない」というマイルールがあります。マイルールを定めておくのは、つい勢いでキャパオーバーしてしまいがちなオタクのライフハック。それなのに行ってしまいましたね、たまアリJr.祭り。自分なりに理由(言い訳)はあって、
①デジチケを体験したい*1
②Jr.が一堂に会する現場なのにチケットが取りやすいのはレアだから*2
③20周年ブイコンが激戦だったので、次はたまアリが来るかもしれないと予想し、予習を兼ねて(しかしブイたまアリはなかった。おかしいな…)
新たにJr.にハマったりはしなかったけど、ぼっち参戦でも楽しかったです!Jr.の持ち歌もあるけどだいたいデビュー組の曲で、これだけ一気に色んなグループの曲を聴く機会ってなかなかないからね。少クラライブって感じ。ユニットごとの特徴やユニット間の絡みも見れて、よい経験が出来ました。人数多いし若いメンバーも多いから、なかなか関東以外でこういう公演をやるのは難しいんだろうけど、だからこそ遠征して観た甲斐があった。

JUMPコンは10周年三大ドームツアーということで、毎回ずっと観てきたファンじゃないけど、UMPくらいしか歌う曲がないデビューコンを観た者としては感慨深かったです。これまで入ってきたのはお友達が余らせたドームチケットを譲ってくれる時くらいだったから(つまり余ってる公演しか入ってない)、余計に感慨深い。
アニバコンだから10年間のシングルメドレーとかサマリー2017とかあったのも良かった。ブイのアニバコンをブイ担以外や新規ファンが見てどう思うのかなって考えてたけど、JUMPアニバコンはすごく観やすく楽しめる構成になってたし、ブイのアニバコンも楽しんでもらえてたのかもしれないなって、やっと思えました。

BBこと美女と野獣は、実写映画が大ヒットしましたね。ディズニーアニメはどのくらい知られてたんだろう。テレビでもミュージカル曲が紹介されることが増えて嬉しい。育くんとか芳雄くんとか、ミュージカル俳優という肩書きのままテレビ界に進出する人たちの効果もあるのかも。四季はまた別のやり方でミュージカル界を支えてきた劇団で、エンタメビジネス的にすごく興味深いです。四季の客層が他の作品とは違うのも興味深い。

レミゼは、生田絵梨花ちゃんのコゼットが見れました。嬉しい!エポニーヌはベル役で育くんと一緒にTVに出まくった昆夏美ちゃん。梅芸先行では外れたんだけど、一般の後に出た見切れ席で取れたから、最後まで諦めちゃダメだなと。レミゼの話は全く好みじゃないのだけど、歌は好き。仕方ない。名曲しかない。いくちゃんは乃木坂と音大と東宝ミュとどうやって両立してるんだろう…。シングルキャストじゃない東宝ミュだからこそ可能というのもあるかもだけど。

月組について

2016年に引き続き月組娘役トップのちゃぴちゃん(愛希れいか様)推しですが、未だ友の会とかFCとかには入らず、お友達に誘っていただいて観劇しております。ありがとうございます(土下座)
まー担だけどSHOCKの群舞が好きでロケットダンスが好きなんだから、そりゃ宝塚は好きに決まってますよね。薄々気付いてました。でも、ジャニオタから見てもヅカオタは色々大変そうで(お前には言われたくないという声が聞こえる)今ぐらいがギリギリラインです。観たいものを観るためだけに、宝塚を観てます。

グランドホテルは本当に最高。涼風真世さんが演った時は退団公演にもかかわらず映像化されなかったので、珠城さんトップお披露目公演の今回も9割諦めていたのですが、奇跡の映像化。願えば叶うんだね…!All for Oneはイケコ作演出のトンチキ設定新作ミュだから全然期待してなかったのに、なんとめちゃくちゃ面白かった。ごめんねイケコ。ポーの一族も面白かったよ。2017年に観た3作品とも、ちゃぴちゃんのキャラクターが生かされた役で嬉しい。

宝塚の文化や伝統、ビジネス面もすごく興味深いので、引き続き勉強していきたいです。去年はハイローきっかけでLDHを履修するオタクが急増しましたが、私はヅカとJr.の履修で手一杯。ご贔屓のちゃぴちゃんはトップ就任6年目で、同期の娘役さんも次々退団されているので、ご贔屓の退団という未体験ゾーンが近づいているのを感じてハラハラしています。いや、まだもう少したまちゃぴ政権だと思いたい…。

とか書いていたら、ちゃぴちゃん退団が決定してしまいました!はーーーどうなるのか未体験ゾーン。とりあえず今年11月の退団までは満喫するぞ。と言っても退団公演はチケットが取れない激戦エリザなのだが。ちゃぴシシィは想定内だから仕方ないよ…仕方ない。

キンキについて

デビュー20周年ラストイヤー(?)でしたが、ハマスタのパーティーには行ってなくて、年末年始のドームコンとSHOCKのみ。突発さん発症の夏以降でキンキ界隈の景色がまたガラリと変わった感じがあります。もともとつよさまは膝の爆弾もあって、その中で出来ることをやるという位置付けの「薔薇と太陽」があったから、今回のこともその一環と言えなくもないけれど。「Show must go on」は何があってもショーは続けなくてはいけない、でも、とにかく闇雲に強行するというものではないのです。諦めて止めてしまうのではなく、その状況下で出来る手立てを考えよう、観せるために観せ方を工夫しよう、ということだということを知らされました。
キンキは宗教なので、ファンの間でも解釈の違いによる宗教戦争が盛んなことで有名なのだけど(不名誉)、同じキンキファンでもこれだけ分かり合えないんだから、そりゃ世の中の全ての人と分かり合うなんて無理だよね!と諦めの境地に至れるので、やってて良かったジャニオタ。

オーケストラとバンドで、正直客席で聴く分にはスピーカーを介してるから音量的には変わらない気がしたんだけど、ステージ上では違うんだろうか。音量じゃなく音質の違い?ギターやベース、ドラム的な楽器もあったし、逆にこれまでもストリングスは入ってたから、全然違和感なかったです。
うちわとペンライトを禁止されたことで、ずっと双眼鏡を覗き込む気満々だったのですが、あまり出番がありませんでした。理由は多分2つあって、1つ目は特大モニターで見たいものはほぼ見れるから。2人しかいませんから、取りこぼしが少ない。2つ目は、今回はダンスがほとんど無いためか、立って歌う姿をわざわざ双眼鏡で追いたいと思わないから。双眼鏡で追わなきゃいけないのは「モニターに映らない」「踊る姿」なのではないだろうか。

ブイについて

戸惑いの惑星 4 + 滝沢歌舞伎 1 + 君が人生の時 3 + ブイコン 5 = 13
過半数がブイ現場でしたね。いや、半分だけなのかという驚き。体感的にはブイ現場ばかりだったから。幸いなことに、想定以上に入れました。もっと取れないはずだったのに、おかしいな…。
多ステするのは基本自担現場くらいだけど(手を広げる余裕がない)、自担現場を多ステするにも体力と時間とお金が要る。どれも潤沢にあるわけじゃないし、多ステ至上主義でもないので、数をこなすのではなく質を重視して厳選しなきゃなと思っています。厳選しての13現場…。

13回のうち地元関西は3回で、残り10回は全部遠征です。泊まりは新国立劇場で土曜夜と日曜昼に入った1回と、ブイコンマリメ土曜の1回、合計2回。なるべく日帰りにしたいのと、マチソワすると集中力が切れちゃうから勿体ないというのがあるんだけど、泊まって2日連続で観るのも体力と気力が保たないなと感じてしまったので、今後は出来ればやめたい。公演期間が限られているのも分かってるけど、毎週末日帰りも嫌なんだ。こんな気持ちで回数こなす奴が入るより、全力で楽しめる方に楽しんでいただきたい。わかる。しかし公演期間は…(悶々)
同じ場所で複数回入るのではなく各地を転々と遠征するのは、そんな理由で1回1回の間隔を空ける目的もあるのです。自担現場とは「多ステとは何か」を自問自答する場所のことである。

ブイの話に戻すと、ジャニーズ以外のライブにほとんど行ったことがないけど、ブイコンはやっぱり、音楽を聴いてるだけでもTVの音楽番組で観ているだけでも感じることが出来ない特別な何かを体感できる場だなという想いがあって、この楽しさを沢山の人に知ってもらいたくてたまらないのです。WOWOWでもBDでも楽しめるけど、当たり前だけど現場体験に敵うものはないから。
ミュージカルもそうで、ミュージカル映画がこれほどまでに人気なら、ミュージカル現場にも足を運びたいって、もっともっと思って欲しい。私もかなり厳選して行ってるから偉そうなことは言えないけど。

またブイから話が逸れたから強引に戻すと。
たかだか客席から観てるだけのオタクが疲れて多ステについて自問自答しはじめるくらいなのだから、同年代もしくは年上の人たちが、いくらプロとは言え、たくさんの照明の下で2時間歌い踊るステージを何公演も行うことの大変さは想像を絶するものがあります。アイドルの定年は、昔は30歳だったけど、いまや定年延長しすぎて先が見えなくなっています。それは、高年齢アイドルを受け入れるファン側の心理の変化もあるし、もちろんアイドル側の心理の変化とか、体力やビジュアル維持のノウハウが発達して限界が伸びてるのかも。

女子アイドルの卒業は変わらず20代だけど、2016年最大の事件であった「SMAP解散」に続く2017年の大きな事件は「安室奈美恵 引退」でした。
安室ちゃんがアイドルかどうかという議論は置いておくとして、私は安室ちゃんの熱心なファンなわけではないけれど、MC無しで歌い踊り続けるライブや、ダンスや衣装や演出の華やかさ、冒険的なMVを作っていることなど最近の活動についてはうっすら把握していて、姿を見るたびにブイやキンキと重ね合わせてしまっていたのでした。だって、安室ちゃんは77年生まれで剛健キンキの79年組とほぼ同年代だから*3。 2011年のセクバニコンでも、2015年のこーさまソロコンでも、こんなに踊っていて大丈夫なのかとハラハラした。安室ちゃんは見た目は20代の頃から全然変わってなくて、パフォーマンスを見てハラハラすることは無いんだけど「いつまで出来るんだろう」とはずっと気になっていた。それは、自分が安室ちゃんと同い年だから。私は元々全然体力がないけど、それでも衰えを感じることは多々あるから、私と同年代のあの人たちはどうだろうと、つい心配してしまうのです。

ブイにしても安室ちゃんにしても「アラフォーなのにこんなに踊れる」という評価をされているわけではなく、年齢関係なくパフォーマンス自体を評価されていると思うし、「この年齢にしては踊れる」なんて評価をされたいわけじゃないでしょう。でも、いつか限界を感じる日が来るんじゃないだろうか、ということはずっとずっと思っていて、その日をどのように迎えるんだろうとずっとずっと考え続けています。
ブイの中でダンスへのこだわりが一番強いのは健くんなのかなという気がしていて、それは「踊るブイが観たい」というファン目線を大事にしてくれているんだと思うけど、その健くんだって来年には40歳になるんですよ。えっ?!ホントに?!信じられない!
ブイの先輩であるSMAPがあんな幕引きをして*4、安室ちゃんが引退を決め、ブイはどうなるの?とやっぱり思ってしまう。
そんな時に、アルバムで最年長まーくんさんがプロデュースしたのは「踊らないV6」。まーくんさんだって踊りが嫌なわけじゃないだろうし、新しい面を見せたい欲が強い人だからこそのアイデアだと思います。でも、私もブイにダンスにだけこだわって欲しくないし、踊れなくなったら終わり、とはなって欲しくない。

キンキは、つよさまが突発性難聴になり、歌うのが難しい状態になりましたが、その条件下でも出来ることを模索して素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」は安西先生の名言です。つよさまは「やりたいことのために無理はするけど、無茶をすると回復に影響するから、無茶はしない」と言っていて、本当にそれだな、と腑に落ちました。
踊る姿にハラハラするのは「無茶をしているのでは」と心配するからだけど、「無理はしているけど、無茶はしていない」と言ってもらえたら安心する。ブイのツアーでは、ライブ後の食事会にまーくんさんがあまり参加しなくて*5、MCエピソード的には少しさみしかったんだけど、無茶はして欲しくないからその点では安心しました。横アリでは足の痛みが出てしまったらしいんだけど、徐々に回復したし。

私も、オタクとしても仕事もプライベートも、やっぱり無茶はいかんよなぁとつくづく思ったので、今年の目標は「やりたいことのために、無理はしても無茶はしない」にしました。
とは言え、ちゃぴちゃんは退団するし、こーさまは芳雄くんと騎士ミュだし、少々の無茶は必要なのでは??と、取らぬ狸の皮算用というか、そもそもどうやったら狸は捕まえられるの???と1月早々から心が千々に乱れています。

*1:前年の嵐アリーナでも同じことを言っていたけど、今回は方式が違ったから…(言い訳)

*2:横アリ直後に発表されて野球大会を控えていたのと、デジチケで入場まで席が分からないためと思われる

*3:もちろんそれ以外の理由もあるけど、それはここでは関係ない。

*4:今は事情があって別れてるけど、いつかまたSMAPとして再集結すると信じてる派なので、全然諦めてないし呪ってない

*5:ケータリングの余りをホテルに持ち帰って晩御飯で食べて、すぐ寝ちゃってたらしい。