トニセンディナーショー2019

新規ブイ担にとっての伝説の現場として「坂長披露宴」がある。待って!腐的な話をしたいんじゃないから信じて!
その昔、トニセンディナーショーにおいて「ホテルの宴会場といえば結婚披露宴、そうだ披露宴をしよう」と思い立ったトニセン が、「坂本家・長野家 結婚披露宴会場」というコンセプトで新郎新婦のご入場から始まり新郎の愛人が乱入しての「絶体絶命」(山口百恵)という茶番をやらかしたのである。公式に販売された映像資料は残っておらず、これは言い伝えを基にした私の記憶なので、正確なところは当時を知る歴戦の勇者から直接聞いてほしい。
トニセンと言えど2001年当時は最年長のまーくんさんですら30歳になったばかりなので、若気の至りである。Hey!Say!BESTもやりかねない。
この茶番のおかげか、以降18年間トニセンはディナーショーをすることがなく、その後にファンになった新参者にとっては伝説と化していたわけである。

ジャニーズ事務所のディナーショー文化は少年隊、マッチさん、タッキーと受け継がれてきたわけですが、2019年、満を持してトニセン再登板となりました。5会場13公演、1枚45,000円です。
ちなみに今年のマッチ先輩のディナーショーは51,000円、ランチタイムの「マッチとおやつ☆☆☆・・・」は30,600円です。ちゃんと差をつけてくる年功序列な事務所。
お金の話を続けると、オーチャードホールの「ONE MAN STANDING 2019 The Greatest Symphony」はS席9,800円、トニセン舞台「カノトイハナサガモノラ」は11,800円でした。チケット代がどう設定されているのか謎すぎる。オーチャードよりカノトイの方がスタッフやキャストの拘束期間が長いから高くなるのかな。ディナーショーにお金を出すのが初めての新規ブイ担は45,000円という価格設定にビクビクしていましたが、東京遠征&多ステしたOMSやカノトイと比べると安く済んだようにも思います。コース料理も食べてるし。ショーは1時間しかないけど全席神席だし。ダフ屋に高額払って本人確認にビクビクしながら入ることを考えたら、45,000円も決して高すぎではない気がします。いや、高いですね。冷静になろう私。適正価格とは、市場価格とは何なのか、延々と考えさせる2019年のトニ担生活でした。

私が入ったのは、グランドプリンスホテル京都の12/13(金)昼公演でした。
普段の現場は「電車に乗れるレベル」の格好で行く私ですが(ドームでも帝劇でも同じ)、さすがにディナーショーはそうもいかない、とあれこれ頭を悩ませました。現場に向けて頭を悩ませること自体がファン活動って感じでいいですね!他の皆さんはいつもやってらっしゃることなのに、私は長らくサボってしまっていたんだなと反省しました。
しかし、私が入るのは地元平日昼公演。浮かれた格好で平日朝や夕方に地元を歩くと本当に浮いてしまう恐れがあるため、「コートで隠せる」「帰りにイオンに立ち寄れる」レベルの浮かれた格好にしなくてはいけないという謎条件が加わることに。
その結果、手持ちの長袖ワンピースにパーティー用ストールを合わせ、会場に向かう途中の美容室でヘアセットとメイクをしてもらい、帰る頃にはメイクも落ちてるはず、というプランになりました。
結論として、長袖ワンピース+ストールは暑かった!会場自体も寒くならないよう温度調節されていたんだと思いますが、会場の熱気とか、食事とアルコールで体温が上がったりだとかもあったんだと思います。ストール要らなかった。でも、ストールを付けないとイオンに行けるレベルの普段着なので…。
お世話になった京都駅近くの美容室では、昨日からトニセン客で予約がいっぱい!平日なのに!と訴えられました。代表して謝っておきました。(木・金2日間の公演でした)
会場の皆さんは結婚式・2次会・子供の入学式くらいの服装の方がほとんどだったでしょうか。お着物の方もちらほらいらっしゃいました。コートや荷物はクロークに預けることが出来るので、それを想定した服装&バッグにするのが良いですね。

会場の両サイドに4か所か6か所くらい?テレビモニターが置かれていて、食事中、そこに楽屋風景らしきものが流れていることに気づき、よく見るとトニセンが小芝居をしている映像でした。
3人がずっとその楽屋(?)にいるわけではなく、誰もいなくなったり、いるけど1人で何か読んでるだけみたいな動きのないタイミングもあるので、そしてコース料理はどんどん運ばれてくるので、自担の映像が流れているにも関わらずオタクたちは食事とおしゃべりに夢中、みたいな状況が少なからず発生していたのがディナーショーならではだなと面白かったです。席によってはモニターに背を向けて座っていたりで、見ながら食べるってわけにもいかなかったので仕方ない。自担とのゆるやかな距離感。
まーくんさんが一人で部屋にいる時にミュージカル曲を流していたのに、後からやってきたイノが勝手にフォークソングに変えてしまって争いになる、という茶番があって(トニセンといえば茶番)、そのミュージカル曲がおそらく「レ・ミゼラブル」でコゼットが歌う「プリュメ街」だったはず。そのときはどうしても曲名が思い出せなくて、その後のショーで記憶が飛ばないかハラハラしていました。
コース料理も終わりに差し掛かり、デザートとコーヒーが並べられ始めると一斉にトイレに立つ客たち。みんな流れを分かっている。
ドリンクは何度でも注文できるし、ショーを見ながら飲むことも可能。座ってお酒を飲みながらショーを見ることができるの、最高ですよ…。

他の会場がどんな感じだったかは分からないのですが、会場の前方にあるメインステージと反対側にバックステージがあって、まーくんさんのピアノ演奏もバックステージで行われました。京都の会場はわりと前後の距離が狭かったので、どちらのステージも遠すぎることなく良く見えました。ステージを移動しながら歌う時に、円卓のお客さんたちとハイタッチしてくれるのですが、私の席は下手の端だったためか、イノだけが来てくれました。
ブログを書き上げないまま放置しているうちに円盤が発売されたので、ショーの中身については円盤映像を見ていただきたい。
お料理も美味しかったし、間近でショーが見られるのもなかなか無い体験だし、現場に向けての他現場では味わえないドキドキ感もあって、45,000円の価値のある体験だったなーと納得しています。これを多ステするかと言われると悩むけど。
観られなかった人のために円盤になるのもとても良いですね。ありがたやありがたや。