SHOCK2014帝劇

ブログでは何度となく書いているのですが、本当にこーさまのソロワークスが大好きなんですよ。別にキンキがあんまりという意味じゃなく(笑)こーさまのソロ曲やSHOCKの楽曲、ダンスがかなりの率で好みにドンピシャなのです。いや、こーさま自体も好きですよ(笑)まーくんさんさえいなければ、迷いなくこーさま担を名乗ると思います。まーくんさんさえいなければ。
なかなか気軽に遠征ばっかりしているわけにもいかないのですが、やっぱりSHOCKは屋良さんver内くんver両方見てナンボというところもあるし、何より秋の大阪まで待ってられないので、帝劇に行って来ました。

Continue

去年は博多座1回、梅芸2回入りましたが、記憶力はないし映像化されてないしで、どこがどう変わったかはよく分かりませんでした。いろいろ細かく変わってました(役立たず)。なので、劇的に変わったラストのContinueの感想を。

コウイチが公園でパーカッショニストに出会った時に浮かんだメロディで締めくくられるContinue。コウイチが死んでも、エンターテイメントにかける精神は続いていく。出演者全員で歌い上げるナンバーです。
大きな変更点としては、大階段が登場することと、コウイチが歌うContinueのメロディに絡むように、劇中の様々な曲を色んな人が歌っていくことです。フラッシュバックのようなこの演出は、これまでも様々なミュージカルで使われてきた手法です。知識が無いので具体的にコレとは言えないのですが、今回Continueでのメロディの掛け合いに「あーあるある!やりたいことは判る!」と感じました。でも、Continueがメロディアスすぎて、他のメロディとケンカしてる気がするのです…。素人なのでうまく説明はできませんが(こればっかり)、もっと音程の上下が少ない新しい曲を用意して、そのメロディに乗せて色んな曲が展開された最後をContinueが締めるのがいい気がするのです。このシーンを観ながら、ドキュメンタリーで上演時間を短縮させるために演出補・齋藤さんと話し合いを重ねていた場面が浮かんできて、齋藤さんお疲れ様です!って思ってしまいました。実際はコーラスアレンジ担当さんの方が大変だった気もしますが。

大階段

カーテンコールで大階段が出てくるのはTHE☆ミュージカルな華やかさがあっていいですね。過去のSHOCKでも、大階段を使っている年があったようですが、近年は記憶がありません。私の中で大階段と言えば宝塚か、ボーイ フロム オズです。オズについては後述しますが、宝塚の大階段は言うまでもなく皆さんご存知のアレです。宝塚をそれほど観ていなくても、大階段を降りてくるスターさんの姿に、ほらほらキタキタ!とカタルシスを感じる方もいるのではないでしょうか。ストーリーとは全く関係ない大階段という舞台セットが登場することで、キャラクターたちの物語はこれでおしまい!楽しかったね!とニコニコ観劇を終えられます。カーテンコールだけでも勿論ストーリーとは別次元として楽しめるのですが、大階段には重いストーリーも帳消しにする強引さがある気がします。

SHOCKの衣装はどれも豪華なので、大階段が似合いますが、なんでこーさまや屋良さんは羽根をしょってないんだろう?って不思議に感じてしまいました(笑)
こーさまに外部舞台からオファーが来たらいいのにってずっと考えていたのですが、宝塚は今年100周年でイベント盛りだくさんだし、スマスマとかVS嵐とかジャニーズの番組にもいっぱい出てるから、宝塚主催のショーイベントにジャニーズからゲストとしてこーさま登場とかありえるんじゃないの?ダメ⁈こーさまのキラキラな世界観は宝塚に合うと思うけどなー。映像化で権利問題がややこしくなるから無理でしょうかね(リアル)。とか考えてたら、小池先生演出でオーシャンズ11を香取くんがやることになって、そう!そういうのを狙ってたんだけどSMAP兄さんに取られちゃったーーと地団駄踏んでしまいました(苦笑)

オズについて

ボーイ フロム オズは、まーくんさんが主役のピーター・アレン役を演じたミュージカルで、2005年、06年、08年の3回上演されました(解説)。死期の迫ったピーターが1人で歌い上げる「旅立つ前に今一度」の後、リオのカーニバル風の華やかなフィナーレ「I Go To Rio」で終わります。リオの場面は、青山劇場では大階段が出てきます。キラキラスパンコールが大好きだったピーターが、サンバの羽根を付けたりフリルの服を着た人たちと一緒に真っ白の衣装を着て大階段で歌っている姿に、その幸せそうな笑顔と夢半ばで亡くなってしまった哀しみで胸が熱くなって、毎回泣き笑いみたいな顔になって観ていました。

SHOCKの感想で何故長々とオズの話をしたかと言うと「自らミュージカルを手がける主人公」「最後に死ぬ」「大階段」「白い衣装」という共通項でオズを思い出してしまったからです。古くからのまー担の多くはオズが大好きで、オズが観たいー再演してくれーとうわ言を呟く病にかかっています。Continueの大階段でオズを思い出し、うわーんオズが観たいよぉーこーさまも観たいよね、もしかしてこーさまもピーター担でまた観たいと思ってるのになかなか再演してくれないから、そうだ!自分でやっちゃおう!と思って大階段出すことにしたのかな?なんて妄想を繰り広げて勝手に納得しました。あー、オズが観たい!(SHOCKを観た感想…)

コウイチと光一

コウイチはSHOCKという演目の中のキャラクターに過ぎないけれど、現実の光一さんとリンクして見てしまう部分がたくさんあります。SHOCKの上演が始まってから今までで、こーさまは20代から30代になり、座長としての在り方に変化があったようです。コウイチを、最初は完璧な存在として描いていたけれど、途中からは未熟な面を持つようになったと語っていました。それは、自身の変化によってコウイチに欠けている部分が見えてきたからでしょう。

劇中のセリフで「みんなお前について行けなくなってるんだよ」「ついて行けなくなった奴は棄てられる」という言葉があります。結局、コウイチのやり方は間違っていたのでしょうか。どうすれば良かったのでしょう。台詞をちゃんと理解できていないからか、何度観ても答えは明示されていない気がして、モヤっとしてしまいます。

コウイチは休まず走り続ける背中を見せるタイプの座長ですが、光一さんも同じタイプです。SHOCKカンパニーも、こーさまについていける人しか生き残れないし、そもそも生き残れる人しか選ばれないのではないかと感じてしまいます。これまで、ヤラみたいな人と対立することはなかったのでしょうか。今のこーさまがコウイチの立場ならどうするんだろう?そんなややこしいことを、つい考えてしまいます。コウイチは分かっていたのか。こーさまは分かっているのか。この一年間でこーさまのインタビュー記事を読む機会が多く、余計に混乱してしまいました。

スタッフクレジット

舞台はキャストスタッフみんなで作り上げるものではありますが、Endless SHOCKになってから、脚本・演出にこーさまは深く関わっています。今回のContinue改変もこーさまのアイデアです。でもスタッフとしてこーさまの名前がクレジットされているのは音楽のみです。劇中音楽を作曲しているのでそれは間違いないのですが、どうして作・構成・演出はジャニーさんのままなのでしょう。ジャニーさんは原案者ではあるけれど、いまでは演出に口出しすることはありません。出来たものに「YOU、やり過ぎだよ」と感想を言うくらいの筈です。滝沢歌舞伎は演出・主演 タッキーとなっています。SHOCK初期からの名残だけなのか、何か意図があるのか、少し気になっています。


他にもいろいろ感想はあったはずなのですが、とにかく今回はラストのContinueの変更がポイントだと思って臨んだのと、その感想が「宝塚ー!オズー!」だったので、何のことやらさっぱりになってしまったのは個人の問題です。Continueは「やりたいことはよくわかる!」とは思いましたが、それよりも先に変えて欲しいところがずっと残っているので、早くその箇所に手を入れて欲しいというのが正直な気持ちです。

Endlessになるまでは毎年違うSHOCKだったはずですが(私はEndless以前をリアルタイムで知らないのですが)Endlessになってからは、細かい変更はあっても大筋のストーリーはずっと変わりません。Endlessは2005年から始まったので、今年で10年になります。来年くらいEndlessじゃない全く新しいSHOCKになってもいいんじゃないかと考えたのですが、今年のSHOCKは秋まで続くし、次のSHOCKが例年通り年明けから始まるなら、準備期間が短すぎるのかもしれません。
屋良さんも内くんもライバル役にふさわしい存在だとは思いますが、彼ら以外のキャスティングが想像つきません。ライバルがもっと若くなると、設定を変えないと厳しい気もします。
カウコンが今後どうなるのかは全ジャニヲタの心配ごとだと思いますが、SHOCKとキンキコンがどうなるのかという心配もしています。
SHOCKと年末年始のキンキコンは恒例行事すぎて心配もしていないファンは多いと思いますが、変わらないものなんてないので、でも変わるとしたら想像がつかなすぎて思考がストップしてしまいます。SHOCK以外の舞台に立つこーさまも観たいのですが、今の東宝さんのスケジュールでそれは厳しい気もします。
来年はどうなるんだろうなーなんて悩んでいても、やっぱりSHOCKは大好きな作品なので、とりあえずは秋に内くんverを観られるといいなと楽しみにしています。