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フランは何故ヤバイのか?

あまちゃんブームに日本が湧いた今年の夏、私も例に漏れずあまちゃんにハマっていました。見始めたきっかけはあま受けのジャPAニーズ解説でしたが、あるエピソードに私の心は鷲掴みにされてしまいました。主人公のアキちゃんが憧れの大女優・鈴鹿ひろみの付き人になったのです。鈴鹿ひろみの潮騒のメモリーに惹かれてコピーしたのがきっかけでGMTに入り、何故か付き人に選ばれ、台本合わせや小さいバーター仕事をし、最終的には映画のオーディションで主役を射止めて、鈴鹿ひろみと親子役で共演することになります。私が一番心に残ったのは、アキが付き人を辞める時に「いつか共演しましょう」と鈴鹿ひろみが声をかけるシーンです。


あまちゃんの話がしたかったわけではありません。今年は付き人の年だったのです。ヒガシ様の付き人をしていたまーくんさんがフランケンシュタインで共演することになってからの半年間、私はヤバイヤバイとうわ言を呟き続けました。でもよく考えたら、周りの方は何がどうヤバイのか分かっていないのでは、ということに今更気付きました。私もヤバイとしか言えずマトモに説明できないので、これでは私がヤバイということになるではないか。非常にマズイ。なので、舞台の感想を述べる前にまず、この付き人フラン案件がどうヤバイのかを書き記してみることにしました。

まーくんさんがサラリーマンだったことは知られていても、ヒガシ様の付き人をしていたことはジャニヲタ界でもあまり知られていなかったのではないかと思います。17歳で事務所入りして、みんな大好き平家派として活躍するも、20歳で退所、旅行代理店に就職して合コンバスの仕切りなどをしていた頃に、仕事で移動中のKinKiに電車でバッタリ会い「坂本くんは何してるの?」 と無邪気に聞かれて「オレ何やってるんだろう」と悔しくなって、太一くんから社長に頼んでもらって21歳で復帰を果たしたのです。付き人になるのは復帰後のことで、1年半くらいの付き人経験を経て、デビューが決まりました。しかし、付き人時代のエピソードが語られることはあまりなく、まー担になって約10年の新規にはずっと謎だったのでした。

私の知る限り、最近のジャニタレで付き人をやったことのある人の話は聞かないので、まず一体どんな仕事なのか想像がつきませんでした。トニセンは3人とも付き人経験があるそうですが、ロシイノは複数の人に付いていたのに対し、まーくんさんは恐らくヒガシ様1人です。付き人として毎月お手当を貰っていたまーくんさんは、Jr仲間の中で唯一安定した収入があったようです。ロシイノの付き人業務は、長期間の地方ロケにマネージャーの代わりに同行するようなものだったため、例え付き人手当をもらえていたとしても短期バイト程度だったのだと推測します。

デビュー後に一緒にした仕事は主にプレゾンくらいですが、一番最近で言うと、2008年にトニー賞受賞式を観に行く「アラフォーNY2人旅」という企画がありました。2人旅と言っても勿論仕事なのでスタッフは同行していますが。2人旅中のエピソードとしては、先輩にモーニングコールを頼まれたので朝に電話をかけたところ、先輩は既に起きてジムに行ってしまっていたそうです。そう言えば、先輩がトーク番組に出演した時にエピソードを求められたまーくんさんからの情報は「気をつけの姿勢で寝ている」というものでした。

約10年間、ごくたまに投下される付き人ネタを拾い集めて想像を膨らませてきたわけですが、そんな私をあざ笑うような革命的な事件が起こりました。舞台「フランケンシュタイン」のW主演です。

W主演ということはつまり、2人で様々な媒体で宣伝活動をし、「じつはさかもとは僕の付き人をしてくれていたんですよ。いつか共演しようと言っていたのがようやく実現しました」って色んな場所で先輩が語り、そのたびにまーくんさんが感涙する。えー!そんな劇的面白イベントが実現しちゃっていいの?妄想でも朝ドラでもなくてホントに?
しかもあらすじをググったら、博士に生み出されたものの捨てられた怪物が復讐のために博士の嫁を殺すの?!怪物かわいそう!これは、東京だけだから、ミュージカルじゃないから、と言ってスルー出来る案件ではありません。役替わりの両方見なくては。特に怪物まーは確実に見なくては。普段の倍以上の激戦になることを覚悟してチケ捕りに挑み、無事に確保しました。

長年秘密のベールに包まれていた(単に私が知らなかっただけの)付き人エピソードは、フランをきっかけに数々明らかになりました。
フランが発表されたのは7/2のマージカル中でしたが、思えば予兆は少し前からあったのです。

マージカル制作発表で、綜馬さんから「坂本さんはミカンの皮をとても綺麗に剥く」というタレコミがありました。その後ネクジェネ(2013/06/22)で、付き人時代にヒガシくんにミカンを剥くときに皮が綺麗に剥けたのを食べてもらえるとすっごく嬉しかった、という話が出ました。
ある時はお料理コーナーで、若い頃に舞台の稽古場にアスパラベーコンを作ってお弁当に持って行っていた話をしました。これも後日ネクジェネ(2013/06/29)で話していたのですが、ヒガシくんがUFOキャッチャーでプリキュアみたいなお弁当箱を取ってくれたから、そのお弁当箱を毎日稽古場に持って行ってたのだそうです。

6/29には8月に開催されるフィルフェスが発表されました。 JUMPちゃんたちがライセンス島で茂くんと一緒に先輩たちの座談会を見学するという内容でしたが(ざっくり)舞台班メンバーがヒガシ様・まーくんさん・こーさま・タッキーでした。
そして7/2にフラン発表。フィルフェスでももちろんフランや付き人時代の話題が出ました。日舞の稽古をサボる先輩に代わって稽古を受け、習った振りをわざわざ絵に描いて伝えてあげる付き人さん。そんな仕打ちを受けても「ヒガシくんってずーっとカッコイイですよね」と目がハートな付き人さん。フィルフェスでフランを知って興味を持って下さった他担さんもいて有り難かったです。

ジャニヲタ界に一気にフランの存在を知らしめたのが、ポスタービジュアルです。お互いを汚し合い組んず解れつの四十路男2人の耽美ポスターが駅に張り出される恐怖。ツイッター上で他クラスタさんがポスター画像をRTする様子を茫然と眺めながら、でもこうなることは分かってたから!と謎の武者震いをしたのを忘れません。

公演日が近くなると雑誌やTVに2人で出ることになります。
雑誌から得た情報で最も驚愕したのが、演出家さんとの本読み前に、先輩に誘われて事務所で2人で読み合わせの自主練をしたというエピソードです。それも一度ではなく、5日ほどありました。ネクジェネ情報では、何日目かにたまたま事務所に来たカッチャン先輩が稽古の様子を見にきたそうです。台詞合わせを大先輩に手伝ってもらって感激で泣く付き人さん。ヒガシ様にも最初は、触れていいんだろうかと戸惑うほどだったのに、先輩が緊張を解いて下さったので大丈夫になったんですって。なんか、ホント良かったね。
プレミアムでは2人+太一くんの年表を元にトークが進行しました。実は達也さんと太一くんは行儀見習いでヒガシ様の家に居候していたことがあるのです(付き人ではない)。まーくんさんが付き人になったのは事務所の指示ではなく、歌もダンスも野球も上手いまーくんさんを伸ばしてあげたいと目をかけていたヒガシ様(当時25歳)の判断だったそうです。知らなかった!と目を丸くする付き人さん。色々教えていただいて仕事への姿勢が変わったのに、また事務所を辞めたくなってしまい、それを先輩に相談したところ「頑張っていたら誰かが見ていてくれる」とのお言葉。これで一気に心の鎖が解けたそうです。なんか…ホント良かったね(二回目)。
稽古中は一緒にマッチさんのドリボを観に行って3人でご飯を食べに行き、その写真をはなまるカフェでヒガシ様が披露して下さったりしましたが、初めて2人で飲みに行こうって約束していた日の稽古で付き人さんがぎっくり腰(背中)をやってしまい流れてしまったそうです。ぎっくり腰のネタは公開稽古でもプレミアムでもその他取材でもさんざんいじっていましたが、そりゃ言い回りたくもなるよね、と先輩に共感しました。その後ちゃんとリベンジできたんですかね?
公開稽古のインタビューはぎっくり腰と倍返しネタでしたが、初日囲み会見はその直前に付き人さんが週刊誌に載ったりしたので結婚の話題になりました。隣でクスクス笑い出す先輩に「こういう時は先輩がフォローしてくれるものじゃないんですかぁっ」と詰め寄る姿が微笑ましかったです。

フランは12/10に千秋楽を迎えました。私は行けなかったのですが、カーテンコールの挨拶は
先輩「すばらしいスタッフのみなさん、すばらしい共演者、そして素晴らしい皆さんのおかげで念願の坂本との共演ができた」
付き人さん「ありがとうございました。東山さんと自主練から3ヶ月間、とても濃密な時間を過ごせました。やる方も大変だったけど見る方も大変だったでしょ?(笑)スタッフのみなさん、共演者のみなさんありがとうございました。」
先輩が付き人さんに片手を差し出したら、付き人さんはその手を両手で握って深々と頭を下げたんですって。
これはホントに、泣くしかないね・・・。


ここ半年の出来事をダイジェストで紹介してみましたが、こんなダイジェストを書いている自分がヤバイことに違いはない、ということにここに来てようやく気が付きました。大変申し訳ありません。
なるべく勝手な妄想は挟まず、事実をあるがまま書いたつもりですが、記憶の段階で脳内補正をかけている可能性は全く否定できません。ソースをきちんと確認せず記憶を頼りに吐き出したので、間違いがあればご指摘ください。

言い訳をつらつら書きましたが、まぁ要するに、フランはヤバイという話でした。