アイドルらしさってどういうこと?

いやーー平成も終わりますねーー

そんな言葉が口癖のように出てしまうくらい、ジャニーズ界隈だけでもなんやかんやある昨今。皆さんいかがお過ごしですか。
まー担としては、V6が結婚ラッシュ&出産ラッシュを迎えて自担がお祝儀貧乏になってるんじゃないかと心配するくらいで穏やかな日々を過ごしております。穏やかすぎてキレるほどです。

マシュマロで、このようなお題をいただきました。

いただいたマシュマロへのリンクはこちら
穏やかに暮らしているまー担の戯言として、近頃考えていることを無責任に吐き出してみたいと思います。

アイドルの定義

そもそも「アイドル」って何なんだろう?そう思った私は、だいぶ前にこの本を読みました。

社会学者さんでも「アイドル」を定義するのは難しいようです。確かに、イチローアイルトン・セナ石原裕次郎羽生結弦くんも、誰かにとっては「アイドル」である気がします。裕次郎は歌うし結弦くんは踊るけど、「アイドル=歌って踊る」という定義には外れます。

私が思う「アイドル」の定義は、「姿を見るだけで人を幸せにすることができる」です。だから、可愛い孫も祖父母にとってはアイドルです。
具体的な例を挙げると、被災地に応援に行くだけで被災者の方々を元気にして笑顔を与えられる人は「アイドル」です。もちろんボランティアで瓦礫の撤去などをしに来てくださる方々にも感謝しているだろうし、勇気付けられることもあるでしょうが、姿を見せただけでパァっと花を咲かせる力があるのはアイドルならではだと思います。
先日、西日本豪雨の被災地に木村くん城島くんを筆頭に多数のジャニーズタレントが炊き出しに行っていました。避難所にいらっしゃったのはジャニオタだけではないはずですが、皆さんとても笑顔で口々に「元気をもらえた」と仰ってました。これこそアイドルの力でしょう。

と、ここまでは広義の「アイドル」について。
一般的に「アイドル」というと「歌って踊る若い男子/女子」のことをイメージするかと思いますが、これは職業としての「アイドル」です。
職業アイドルの代表格であるジャニーズタレントが避難所でたくさんの人を笑顔にできた理由は、たくさんの人にとって「見ると幸せになる」アイドル要素を兼ね備えているからだと考えます。
私の考えるアイドル要素は以下のとおりです。
・好印象を与えるビジュアルの良さ
・観客を楽しませるパフォーマンス
・見たことを人に自慢できる知名度
・めったに生で見ることが出来ないレア度
全てを備えてなくても、上記のような人に出会ったらテンション上がりませんか?私は上がります。例えば、有名人じゃなくても通勤電車でたまに遭遇する超イケメンに出会えた日は超テンション上がる。
職業アイドルは、アイドル要素を兼ね備えている特別な存在だから、生で拝めるチャンスは金を払っても遠征しても手に入れたいし、テレビ越しや雑誌であろうと見ると幸せになれる。
だから歌って踊らないアイドルがいても良いと思っていて、例えば「グラビアアイドル」と呼ばれるのはビジュアル面に特化したアイドルなわけです。「歌って踊る」がアイドルの条件に挙がるのは、歌とダンスが「観客を楽しませるパフォーマンス」の代表格だからだと思います。圧倒的な歌唱力とか超絶技巧な演奏も良いけれど、歌とダンスってニコニコさせちゃう力があるじゃないですか。観てて気持ちよくなりたいから、歌とダンスを求めるんだと思う。
「職業アイドル」は「人を幸せにすること」を生業としている自覚があればOKだと思っています。セナも結弦くんも誰かにとってはアイドルかもしれないけれど、別にファンを幸せにするためにじゃなく自分が一番をとるためにやってるんだもんね。
だから、いまや踊らないTOKIOの城島くんもアイドルを自称して良いし、新しい地図の3人がアイドルでもおかしくないはず。慎吾くんが自分のことを「アイドル」と言って批判を受けていたけれど、昨今の活動を見ていると、やっぱりアイドルであるなぁと思います。

「人を幸せにすること」が生業なので、「ファンを悲しませること」をするのはアイドル失格だと言って当然のごとく非難されるし、じゃあ「ファンが悲しむこと」って何だろう?と考えたときに「恋愛禁止」というルールが生まれてくるのではないでしょうか。いやでもそれって人それぞれじゃない?アイドルが恋愛してるのとビジュアル劣化するのとどっちが自分に支障ある??(極端)

2018年のジャニーズアイドルの定義

ジャニーズ事務所のことを私は「芸能事務所」だと思ってるから、事務所タレントが全員アイドルじゃなくても良いと思っているのですが、現在は老いも若きもアイドル活動を経験したことある男性タレントしかいないから便宜的に「男性アイドル事務所」という扱いになっているのかなと思います。

ジャニーズアイドルって、ある程度のクオリティが保証されてる安心感とか、プロモーション能力とか、個人の特性を生かした幅広い活動とか、ジャニオタというベースとなるファン層がいることとか、とにかくメリットがいっぱいあるわけです。

でも、新しい地図の3人だけじゃなく、デビュー組からの退所が相次いでいるここ最近。ジャニーズ事務所にいれば安泰ってわけじゃなくなったのかな?事務所ヤバいのかな?って感じてざわざわしちゃう気持ちもわからなくない。そもそも、デビューしたからと言って売れるわけでもないし、デビューしてないJr.のライブはキャパ小さくて高額転売だらけで全然入れないし、モヤモヤしますよね。幸せそうじゃないジャニオタもいっぱいいます。幸せにしてくれるはずのアイドルのことを考えると幸せになれないジレンマ。

私個人としては、これまでの20年は「アイドルを続ける」という選択肢を可能にする環境作りのためにあったと考えています。だって、ファンの1番の幸せは「アイドルをやめないでいてくれること」だもんね。でも、これからは「アイドルを続けない」という選択肢も「これまでのジャニーズとは違う形のアイドル」という選択肢も可能にしていくのかな、と受け止めています。多様性の時代だし、働き方改革の時代だから。「ファンの幸せのためにはこうあるべき」以外のやり方で、できればアイドルもファンも幸せなWIN-WINな関係でありたい。
そのためには、受け手であるファンの側も既成概念にとらわれないよう柔軟にならなきゃいけないなぁと思ってます。

売れるってどういうこと?

ちょっと脱線するけど「自担がなかなか売れてくれない」という悩み、よく聞きますよね。私もよく言います。「デビューしたからって売れるわけじゃないんだ…!」という嘆きもよく聞きます。デビュー組だけでもこれだけ大量にいるんだから奪い合いになってるんだ、という説も一理あるかとは思います。でも、今をときめく嵐さんだってデビュー5年目くらいまではそんなに売れてませんでしたよ?(体感)
嵐はなにをキッカケにブレイクしたんだっけ?という話になり、自分なりに書き出したのが下記の記事です。
pritznn.hatenablog.com
この記事に「嵐のどこがブレイクしてるの?」と嘲笑するコメントがつけられたので、大人気ない私はそのコメントを非表示にしたのですがw
CD売上や視聴率、映画の興行収入だけでは測りきれない「売れる」の指標。私が考えるのは、先に「広義のアイドルの定義」として挙げた中の「見たことを人に自慢できる知名度」です。被災者の方々が喜ぶのは「こんな有名人が私たちのことを気にかけてわざわざ足を運んでくれた」という点なので、ジャニオタじゃなくても顔を見たら誰なのか分かるくらいが「有名人」だし「売れた」と言っていい気がします。有名人に会えると嬉しいし、見たことを自慢して「えー!いいなー!」って言ってもらえると、もっと嬉しい。
TBSの特番「愛なんだ」ではV6が全国の学生に会いに行きましたが、どの学校でも「えええっ!!V6が来た!!」とめちゃくちゃ喜んでくれました。超嬉しい。だって色んなコンテンツが溢れる現代に生きるあんな若い子たちが、別にユーチューバーでもインフルエンサーでもないV6おじさんたちのことを知ってくれてるんだよ?どこで知ったの?教科書に載ってた?(動揺)
学生たちを一瞬でこんなに笑顔にできるV6は、やっぱり現役アイドルであるなぁと実感しました。
CDがたくさん売れるのも、ドームを満杯にできるのも、それはそれで沢山の人を幸せにできてるわけだけど、やっぱり「売れる」と幸せにできる対象が格段に増えるのが魅力的だなぁ、と思うわけです。
「売れたい」「てっぺん取りたい」「ミリオンの向こう側が見たい」って言うけど、それは何のために?ミリオンの向こう側になにがあると思って目指してるの?という問題かなと思います。別に私は沢山の人を幸せにするような職業じゃないからわかんないけど、目的の手段として「てっぺん」を目指すのは有りではないでしょうか。