GEM CLUB

4/10、GEM CLUBの大阪千秋楽を観に行きました。
CLUB SEVENを観たことがなくて、玉野さん作品を観るのも初めて。
元々は観る予定無かったんだけど、
①激情を観た日にフォロワーさんが東京でGEM CLUBを観ていて、とても面白かったと言っていた。
②4/10は夕方から龍真咲さんのコンサートに誘われていたが、調べるとその日の昼に同じ梅田でGEM CLUBが上演されることを知った。
③即チケットを押さえたものの、後から上演時間を確認すると龍真咲さんのコンサートに間に合わないことが発覚。
④GEM CLUBの2幕を途中抜けしてハシゴするつもりが、2幕が見せ場だと言われた。
⑤千秋楽に途中抜けなんて!とたしなめられた。
…と、そんな運命の悪戯により(主に不注意)、初めての現場に1人で足を踏み入れることになりました。

ライザ紫吹さんはもちろん知ってるけど、あと顔が分かるのは玉野さんと原田さんと中河内さんくらい。フォロワーさんたちには矢田さんを強く推されましたが(笑)、10人以上の出演者が代わる代わる登場するのと、ステージからかなり離れた席だったこともあって、全然顔を覚えられませんでした。年長組と若手組に分かれていたはずなんだけど、私から見ればみんな若いから違いも分からず…。1幕はGEM(原石)にちなんで石から取った役名だったけど、顔と本名と役名を結びつける作業が難しすぎたから、ジャニ舞台の役名=本名技法の有難さが身にしみました。

ザックリ言うと、男の子ばかりのショーハウスにオーナーが思い付きで女の子を1人放り込んでみんなが浮き足だったり、総支配人のやり方に反発したりする話でした。SHOCKじゃん…。ガムシャラでSHOCKをやったらこうなった感ありました。(何でも互換して見てしまう系ジャニオタ)
2幕の最初は1幕のミュージカルが続いてたけど、劇中のショーとしてヒットメドレーが始まると一気にお笑いあり女装あり真面目ありのライブに。タッキーが演出したGuys PLAYZONEって説明にめちゃくちゃ納得。お笑いの雰囲気的には戦国鍋でもあるかも。

知ってるキャストは少ないけど、矢田ちゃん含めてテニミュ経験者が数人いることは知ってたから、2.5次元ファンの若い客層でジャニオタおばさんは浮くんじゃないかと心配してましたが、意外と同じ空気感の人もチラホラいたし、そんなに若い子ばかりじゃなくて安心しました。テニミュも10年だから若手俳優ファンと言っても昔から追いかけていればいい歳になっているのでは?という話もしていて、確かに私の同級生も鍋出の若手俳優ファンだから同年代がいても不思議ではないのかも。「Youはどこからこの現場へ」と客層調査がしたくなりました。ロビーでせっせとお手紙書いてる人が多くて(ジャニ現場ではほぼ見かけない)、若手俳優さん宛かと思ってたけど、もしかしたらヅカOGさんのファンクラブの方だったのかも?
どの現場に行っても客層を気にし過ぎなのは、どんな人たちが舞台とかコンサートにお金を落とすのかが知りたいからです。まだ全然リサーチ不足なので、いい感じの文献があれば教えて欲しい…。
2幕のヒットメドレーはジャニーズとかLDHとかYouTubeネタとかCMソングとか、全部わかるのはかなり手広くやってるミーハーくらいじゃないかと思うけど、みんな楽しめたかな?知らない曲でも楽しめれば良いんだけど、ついていけないなと思うとつまんなく感じてしまうこともあるので。

稽古中のゆる〜い公式動画がいくつも上がっていて、キャストのファンの方は嬉しいだろうなーと眺めていました。ジャニーズには無い文化。ヅカではスカステという専用CSチャンネルがあって、番組として稽古中の様子とか出演者インタビューとかやってくれたり製作発表の様子が見れたりします。ジャニーズは雑誌取材もWSの扱いも格段に多いけど、ネット動画がダメ*1ならジャニーズニュースみたいな番組で各種現場の様子が見れたら事務所担大喜びなのになー。少クラの5分とかでもいいから。

知らない子ばっかりの中で数少ない顔と名前の一致する中河内雅貴さん、なんで知ってるかと言うと、ミュージカル仲間から「マサ」って呼ばれてるから。だからまーくんさんは「昌さん」って呼ばれたりするのです。このチームの中で、以前は若手組だったのが今回は年長組として引っ張る立場で、SHOCKでいえばふぉ〜ゆ〜みたいな感じかも。
若手の俳優さんたちの間は横のつながりがあんまりなくて、小栗会みたいなのが羨ましがられたりするって話を聞いたこともあるんだけど、テニミュとかチームものの舞台だと共に切磋琢磨する仲間が出来そうだし、このGEM CLUBとかだと上の世代とのつながりも出来るから更に面白い交流が出来そうですね。身近な先輩が帝劇ミュに出てたりするのって刺激になるだろうなー。ジャニーズの楽しさも事務所仲間同士の関係性にあるから、若手俳優ファンの楽しみも似たような感じでしょうか。

私は帝劇ミュ大好きだから、帝劇ミュが決まったら「おめでとう」って言っちゃうんだけど、みんなが帝劇ミュが好きなわけなくて例えばクリエとかアイアでやるような芝居に出て欲しいファンもいるだろうから、難しいところ。でも、帝劇ミュのオーディションに受かる実力があるのは凄いことだし、ミュージカル俳優として強い肩書になるでしょう。

知らない子ばっかりだったけど、ミュージカルをやる若い子がこんなにたくさんいるんだと思うと嬉しいし、帝劇ミュみたいなのだけじゃなくて色んなジャンルの舞台がある(玉野さんみたいに自ら作り出そうとする人もいる)のはいいことだなーと思いました。
本当にひょんなことから観に行って、でもこんな気軽さで現場に入ることは滅多にないからこそ余計に、ミュージカルの客層がどんな感じなのか興味があります。どんな人たちがどんなエンタメにどれだけお金を出すんだろう。

*1:正確には公式サイトで流してる動画もあるし、全部ダメなわけじゃない