V6 LIVE TOUR 2017 The ONES

ブイコンが久しぶりすぎて、コンサート感想ブログの書き方を忘れてしまいました…。
前回は20周年コンということで特別感がありましたが、その前と言うとOMGコン。4年前ですよ!
pritznn.hatenablog.com
この4年間色々あったなぁ…と遠い目になってるだけではチケット代が勿体ないので、今回のツアーを通じて感じたことなどを書き残しておきたいと思います。
毎度のことながら、ライブの内容についてはさほど語りません。11/25にWOWOWで放送されるのでそれを見てください!
特集 | WOWOWオンライン

入った回数のこと

今回のツアーは追加公演も含めて21公演で、ブイコンで20公演を超えたのは10周年コン以来、前回の20周年コンは15公演だったそうです。
私が参加したのは、名古屋、福岡、大阪、横浜、静岡の5か所5公演。ツアー日程的にも2日目からオーラスまで、わりとまんべんなく回れたかなと思います。

私の地元公演は大阪なんだけど、毎度城ホは激戦だし、前回はアニバコンということもあって全体的に激戦だったし、横アリに1回でも入れればいいなぁ、くらいに思ってたんですよ。申込時には。それが、追加公演の影響なのか何なのか、友達と手分けして申し込んだ分がうまく取れてしまったのでした。ありがたや…。
あまりにうまく取れたから「もしかしてブイ人気がこの2年で下がったのか…?」とハラハラしていましたが、今回初めてブイコンを見ましたという方の感想もいくつも見かけたし、なんか需要と供給がいい感じになったのかもしれませんね。よくわかりませんが。

私のように遠征前提な人は、激戦の地元を避けるという判断もできるし、チケットさえあれば何公演でも増やせます。でも、個人の事情で遠征ができないとか休みが取りづらい人は、申し込める公演も限られているから、大変ですよね。コンサートは楽しい空間だし、そりゃ行けるならいくらでも行きたいだろうけど「行かない人は愛情がない」ってものでもないので、入った回数で優劣をつけるようなオタクにだけはなるなってばっちゃんが言ってた。いやでもなんで、息をするように遠征してしまうんだろう…。

そもそも「地元が取りづらいから遠征しよう」という発想が「パンが無いならケーキを食べればいいじゃない」感あるし、同じケーキでもモンブランとガトーショコラは別モノだから両方食べたいし、A店とB店のガトーショコラを食べ比べたいし、季節限定メニューも外せないし、って言い出したらキリがない。かと言って「パンが食べられない人だっているんだからガトーショコラを食べに行くなんて配慮が足りない」っていう問題でもないよね。私は断然キリギリス派なので、冬のことは考えたくない。

自作うちわデビュー

またまた超個人的な話ですが、ここは私のブログなので個人的な話しかなくて問題ないですよね?
まー担になって12年、なんと初めてうちわを作りました!まーくんさんに限らず、うちわを作ったのは初めてです。
なぜ作ることになったかと言うと、初日に入ったまー担さんから「観測史上最もまーくんさんのうちわが少ない」という報告を受けて震え上がったからでした。
私はファンサなんて全く求めてないので、自分がまー担であることをアピールするうちわなんて持ちたくない派です。むしろまー担であることを知られたくない。でも「俺のうちわ減ったな…」なんて思わせたくない!かわいそう!(泣)
別にうちわを作らずとも公式うちわを持てば良いのですが、「昌」一文字の手作りうちわの方が視認性は上がるしアピールになるかも…という切なる想いがつのり、思わず100均でうちわ製作キットを買い集めてしまったのでした。
実際のところ、確かに2日目は若干少なく感じた昌うちわも、しばらくすると増えてきて通常ベースに戻った気がします。多分。なにせコンサート自体2年ぶりなのでよくわかりません。

まーくんさんはパンフレットに「ファンの笑顔を見ると免疫力が高まる」って書いていたので、自担の延命のためにも、うちわは多い方がいいのかもしれません。私も、ファンに向ける自担の笑顔を見ると免疫力が高まる気がします。でもやっぱり、自分がうちわを持つのは恥ずかしいなぁ…。

女優さん

ようやくコンサートの内容についての感想を。
今回はアルバムコンなので、アルバム曲やこの数年に出たシングルの収録曲を中心としたセットリストでした。
曲が良いとか、ダンスが凄いとか、シンプルなのにお洒落なセットとか、変態レーザー演出とか、爆笑MCとか、そんなの前から知ってますぅ〜!そのあたりの感動ポイントについては他の方がいっぱい書いてくださってるはずなので、ここでは割愛します。毎度のことながらすごかったよね!(雑)
つい、ノリで嫌な感じに書いちゃったけど、ブイコンすごく良いねって言ってもらえるのはめちゃくちゃ嬉しいし、私みたいに「そんなの知ってますぅ〜」って言っちゃう“いつメン”だけで埋められてないのもめちゃくちゃ嬉しいのですよ。いつまでも「観たい」と思ってもらえるコンサートをしていくことは、本当に難しい。

というわけで、私はトニ曲「会って話を」について語りたい。
カミセン3人のMC中に衣装チェンジしたトニセンが登場します。赤に金の模様のジャケットという王子様衣装。この曲の雰囲気に合っているとは言い難くて、他にどんな衣装が良いだろうと悩んでいましたが答えは出ず。*1でも、そんなことどうでもよくなるくらい、この曲の演出が面白かった。
3枚のパネルの前に立って歌う3人。歌詞がパネルに浮かんでは消える。そうしているうちにステージに現れる、3本のハンガーにかかった3着の女物のコート。
歌いながら右腕をコートの袖に通し、女性と絡みながら歌う(ように見える)という演出です。
これがとにかくすごくて。
目が足りないので主にまーくんさんしか見れなかったんですが、コートから出た右手はまーくんさんとは別の人格が宿っているようにしか見えなくて、しかもどう見ても女性の手にしか見えなかったのです!
あまりにビックリしたので友達と検証した結果、袖から手の甲を全部出さないようにすることで男性らしさを隠しているのではないかという結論になったのですが、それにしても上手すぎた…。
楽曲を表現する上で「演技力」まで求められることってMVでもない限り無いかと思うんだけど、私はこの曲のパフォーマンスは「演技」として楽しませてもらいました。
目が足りなくて充分に見られなかったひろしとイノの「演技」は映像でじっくり見たいと思ってます。

The ONES

このタイトルについて考察できるほど何かまとまった意見があるわけではないのですが。思うことをつらつらと。

今回のツアーは、オカダが珍しく芝居仕事がかぶってなくて俳優モードがオフになっていたので、それでアイドルモードが全開になるならともかく末っ子モード全開で、とにかく自由過ぎて様子がおかしくて大爆笑でした。
地方も追加で公演数が増えたりして(宮城と北海道)、泊まりだからツアー終わりで食事会があったりして、舞台を控えたごーくんとお疲れまーくんさんはレアキャラだからレギュラーメンバーは4人なんだけど、食事会にまつわるMCもすごく楽しくて。
MCでは、様子のおかしいオカダがひろしに絡み、イノや健くんがフォローしながら盛り上げ、ごーくんが的確なツッコミを入れ、そんな5人をにこにことまーくんさんが眺める、という図式が出来ていました。

20周年コンからこの2年の間に、まーくんさんがソロコンやったり田口くんが事務所を辞めちゃったり健くんが歌舞伎に出たりひろしが結婚したりスマが解散したりつよしくんが突発性難聴になったりタキツが活動休止したり、とにかく色んなことがありました。
コンサートはすごく楽しくて、もっと観たい!毎年観たい!って思うけど、コンサートが出来るのは全然当たり前のことではないなって、つくづく思います。
ブイ解散の危機については、あったとか無かったとかあいまいな感じでしか語られませんが、レギュラー番組が終わり、グループ活動の機会も減り、私がファンになった2005年以降はずっとそんな感じだったから、正直ずっと不安でした。
コンサートはいつも楽しいし、楽曲もパフォーマンスもいつも最高だし、6人はいつもわちゃわちゃ仲良しだし、その点は全く何の心配もしたことないけれど、どうしたらこの不安が取り除けるのかわからなくてモヤモヤしてた数年間。それが、20周年前後からなぜか盛り上がってきて、ファン層も変わってきた感じで、グループでの露出も増えて、これが再ブレイクというやつか?前のブレイクっていつだ?!と笑い話になる今日この頃です。一体この状況を誰が予想できたでしょう。

コンサートのこの空間をみんなで楽しめることがすごく嬉しかった。グループのレギュラー仕事は特に増えず、コンサートは2年ぶりで、個人仕事が充実して、ってところは相変わらずなんだけど、V6という場にメンバーやファンやスタッフさんたちが集って気持ち良くできているのがすごくいいなって思う。

10/9に横アリでひろしバースデーを祝うことが出来たんだけど、何か抱負をと求められたひろしが「これからも踊り続けたい」と語って、それに対してイノが「ボックスステップしかできないかもしれないけどね!それでも踊ってることにはなるから!」と言ったのがすごく印象的でした。
ブイの将来の姿が見えなくて不安になっていた頃は、その理由の1つにブイが「ダンスグループ」だから体力的な限界が来るだろうこともあったけど、身体をメンテナンスしながらでも何とか21公演を乗り切ってくれたし、ブイコンの楽しさはダンスだけではないから、これからどんな形でも楽しませてくれそうという期待感しか沸かなかった。そしてダンスを諦めるつもりがないことも分かってそれも嬉しかった。
ファンだけでなく色んな人たちがV6に求めることって様々で、それは6人のプロデュース曲が様々だったことからもよくわかるんだけど。色んな面を見せてくれるのがV6の魅力だと思っているので、今後も何を見せてくれるのかなとワクワク期待したいです。

でも、ワクワクだけを求めると疲れちゃうから、気持ちの良い空間であることが最優先で。食事会も参加すると楽しいけど、身体が睡眠を求めるのならホテルに戻ってケータリングの残り物の生姜焼きを食べてもいいし、遠征しても疲れるならそこまで無理して多ステしなくていいし。時々ハメを外すくらいが楽しいんじゃない?
「無茶したな、V6」

*1:ツアー後に発売された週刊TVガイドでは「歌の主人公の本来情熱的な部分を表しているようで秀逸」と分析していて、カルメンじゃん!と興奮したからこの案を採用したい