ATTENTION PLEASE! 2

まーくんさんがアテプリに出演したぞ!!!

運よく観ることができたのでちゃんとレポしなきゃとは思っていたのですが、いろいろと思うところがあり温めておりました。完全に言い訳です。速報は五月雨にツイートしたから許してほしい。

そもそもアテプリとは何ぞやという話ですが、シアタークリエで上演された海宝直人さんのコンサート「ATTENTION PLEASE!」のことです。2023年に上演され、ご好評につき2024年にアテプリ2として装いも新たに上演されることとなりました。
シアタークリエ 海宝直人コンサート『ATTENTION PLEASE!2』

ほぼ毎公演に日替わりゲストが登場するのですが、そのゲストの1人としてまーくんさんが出演することになり、幸いなことに劇場で観ることができました。

ATTENTION PLEASEというタイトルから分かるとおり、旅行をコンセプトとした演出になっていますが、ゲスト部分に限ると旅行は特に関係なく、1幕にソロで1曲、2幕に海宝さんとのデュエット1曲、ソロで1曲という計3曲が披露されるフォーマットになっています。市川、クリエ、ドラマシティで計20名のゲストが出演しており、まーくんさんは一体何を歌うんだろうと日々流れてくるレポを眺めながらドキドキしていました。まーくんさんと海宝さんといえばマーダーフォートゥーなので、その中からデュエットするのか。ゆーるびー(You'll be in my heart)は木下晴香ちゃんゲスト回で既に歌ったらしい。まーくんさんのこれまで出たミュージカルで有名な曲ってあるだろうか。それとも出たことない作品から選曲するのだろうか。

まーくんさんが歌ったのは、1幕で「THE BOY FROM OZ」の「I Honestly Love You(英語詞)」、2幕のデュエットがゆーるびー(抱いてパートは海宝さん)、ソロは「愛なんだ」でした。
OZ曲のイントロが流れて息を呑んだのは私を含めてごく一部、大半が海宝さんファンな会場からの「これは何の曲だろう」という困惑を勝手に察知してハラハラしましたが、2幕のMCで曲を紹介する際、海宝さんと一緒にMCを進行するえみみ*1が「私、ボーイフロムオズが大好きで!初演から観てるんです!」と興奮しながら初演のパンフを持ってきてくれました。*2えみみは宝塚ファンなので、紫吹淳さんと鳳蘭さん目当てで観てくださったのでしょう。ありがとうヅカオタ。
MCからのゆーるびー。晴香ちゃんはソロで歌ったそうなのだけど、今回は海宝さんとのデュエット。まーくんさんは歌唱後に「男性と歌う曲じゃないから…」みたいなことを言っていましたが、2017年のFNS歌謡祭ではイノハラとデュエットしています。何ならその後にゆーるびーを歌ったのは2022年の健くんのクリスマス生配信でオープニングアクトとして電話越しに歌わされたのみです(アーカイブでは削除された)。なかなか披露されない持ち歌ゆーるびー。ゆーるびーと言えば「抱いて」ですね。デュエットでは「この胸に」と「抱いて いつも」をかけ合うパートがあるので、どちらが「抱いて」を歌うのかが(個人的に)最大の注目ポイントです。2人でゆーるびーを歌うと分かった瞬間から、「抱いて」をどちらが歌うのかで頭の中がいっぱいでした。ちなみにFNSの抱いてはまーくんさんでしたが、今回は海宝さんでした。
ゆーるびーの後はソロで「愛なんだ」。まーくんさんゲストで何を心配していたかって、過去の出演作で海宝さんファンも知ってそうな曲がほぼ無いこと。OZの曲で「何だこれは」という空気になっていた客席も「愛なんだ」では盛り上がってくださって、本当にホッとしました。世間に知られた持ち歌があって良かった。客席よりも、袖から見ているキャスト陣が盛り上がってる気配がめちゃくちゃ伝わってきて嬉しかったです。キャストの皆さんはガコイコ世代。ちなみにアテプリには公式ペンライトがあるのですが、「Yeah〜!」の部分でリズムを取らず突き出す動きをするのはブイ担だけだと気が付きました。
ちなみにMギャラリーで答えてらっしゃいましたが、「愛なんだ」を選曲したのはまーくんさん自身、ゆーるびーは海宝さんからのリクエストだったそうです。

MCの中でマーダーの話になり、キーボードの森さん*3がマーダーの一節をポロンと弾いたところ、うぉぉと動揺する2人。この反応で、今回はマーダーは歌わないのかな?と感じました。座長らしいことは何もしないというまーくんさんに、海宝さんは「マサさんという存在が尊いんです!」とオタクみたいな言葉を発していました。
元バスガイドのえみみから、まーくんさんが旅行会社で働いていた話を振ってもらったり、Gift for Xで海宝さんにプレゼントしたラーメン箸を使ってますよと言ってくださったり、トークの内容もありがたかったです。
海宝さんから告知を振られたまーくんさんは、
「井ノ原は特捜9が始まります。長野は魔法のレストランに出ています。トニセンとしては神宮前で喫茶店をやっています。」
「私は、もうここまで(喉元)まで出てるんですが、まだ言えないんですよね〜」
と、ぼやかしていました。3月時点、本当にまーくんさんの予定は何も出てなくて悶々としていたのですが、「何もありません」と自虐されるよりも全然マシな返しに安堵しました。実際には、この後しばらくして特捜9の主題歌が発表になり、トニコンが発表になり、4月の終わりには三銃士が発表されました。

マーダーで共演してるからそこまでアウェイにならないはずと思いながらも不安でいっぱいだったまーくんさんのミューコン初ゲスト、思いのほか温かく迎えてもらえてホッとしました。クルーの1人である大音くんはオンザタウンで共演していたのだけど(冒頭に出てくる3人の水兵さん)、まーくんさんとの再共演を心から喜んでくれていて感動しました。(共演を願って大事に使ってくださっていたらしい俺のポーチ)


今回アテプリを観られたのは本当に運が良かったので、長くなってしまいますが記録のために書き残しておきます。

私は元々去年のアテプリを配信で観ており、去年はクリエだけだったのが今年は近場のシアタードラマシティでも演るとのことから、行こうかなどうしようかな〜と迷っておりました。ちなみに、海宝さんのFCには入っていません。
ゲスト第一弾発表(2023/10/20)
ゲスト第二弾発表(2023/10/21)
10月時点では、クリエの2/9とドラマシティの3/8のゲストはまだシークレットでした。
この時期に、海宝さんやゲストのFCでは先行申込が始まっていたようです。ドラマシティ公演は梅芸ネット会員で先行申込ができました。梅芸ネット会員には、まーくんさんが梅芸に立つ日のためにと、年会費2,000円を長年払い続けています。直前に他作品の申込で当選をいただけたので、お礼も兼ねて(?)アテプリも申し込んでおくことにしました。
・第一希望:3/9(土)マチネ←大千穐楽かつ大阪唯一の土日公演なので倍率高そう。ダメ元。
・第二希望:3/8(金)マチネ←ゲストが分からないけど当たれば大穴というギャンブル感覚で。
・第三希望:3/7(木)マチネ←ミューコンの水谷千重子先生はレアすぎる。
そりゃ土日が良いけど大千穐楽一本釣りは無謀すぎるのではという理由から、このように申込みましたが…。

ゲスト第三弾発表(2023/11/17)
ここで初めて、大阪3/8のゲストがまーくんさんであることが発表されました。
梅芸ネット会員の第1次抽選先行の受付期間が11/10~14で、結果発表は11/20だったのです。この3日間、どうなることかとハラハラしましたが、無事に第二希望で当選しました!

このようなミューコンではホストの海宝さんだけでなくゲストのFCでも先行抽選がありますが、このタイミングでの発表でしたのでトニFCの受付はありませんでした。それどころかFCメールで告知されることもなかったため、出演することを知らなかった方も少なくなかったようす。
ちなみに、1/27の一般発売までにチケットを取ることができたタイミングは、
梅芸ネット会員
・2次11/24〜11/26
・梅芸ネット会員先着先行1/24
ぴあ
・ぴあカードで申し込めるいち早プレリザーブ12/11〜14
・ぴあカードだと確率アップのPG最速先行12/18〜24

他にもあったのかもしれませんが、もともとアテプリは非常に人気が高くて、たくさんいる海宝さんファンが多ステしたがる現場なのです。ライバルはまー担だけではないですし、大阪平日マチネのゲスト出演程度という条件で諦めたまー担も少なくないと思われます。海宝さんFCと梅芸1次で捌いた後に、1905席のうちどのくらいの席数が残されていたのか定かではありません。入ることができたまー担さんの声もちらほら聞こえて(現場でも見かけて)安心しましたが、入れなかった方はどのくらいいたのだろうかと気になります。

お稽古場(トニセン)(2024/1/20)
お稽古場(アテプリ)(2024/1/20)
FCメールが無かったので、このツイートで初めて知ったという方もいらっしゃったようです。

ライブ配信発表
公演後(2024/3/8)
トニセンアカウントの投稿(2024/3/12)
公演後のツイートもトニセン側からなかなか出なくてモヤモヤしました(笑)

まーくんさんはONE MAN STANDINGとして自分のミューコンはやっていますが、アンサンブルはいてもゲストはいないソロコンでした。ミュージカル界ではアテプリのようなコンサートがよくあって、いろんな作品のいろんな曲が聞けるお得現場で私は大好きです。音楽番組のミュージカル企画で他の俳優さんと一緒に歌うこともほぼなく(WOWOWトニー賞くらい?)、他の俳優さんのファンにミュージカルスターとして認知される機会がないことに何十年も地団駄踏んで来たので、まーくんさんがミューコンに出ることは永年の夢でした。
念願の現場だったので、偶然申し込んだ公演にゲスト出演してくれたのはラッキーすぎたのですが、もし発表時点で取れていなかったら私は一体どのくらい頑張ってチケットを取ろうとするんだろう。最近の私は現場欲が落ち着いているのか切実にチケットを求めた記憶がないし、入りたい現場はだいたい抽選で取れている。梅芸ネット会員には元々年会費を払っているし、そのおかげで取れたのだけど、取れていなかったら今回のためだけにぴあカードを作っただろうか。
最近はフェスに出演するグループも多いし、まーくんさんの後に林翔太くんも藤岡正明さんのミューコンにゲスト出演していました。このように、事務所主催ではないコンサートやイベントに出る機会が増えて、FC先行抽選が使えないケースが増えたら、どのくらい現場を追えるんだろうなと考えてしまいました。
ブイ担としてFC先行なしで入った現場はテレ朝のドリフェスくらいですが、代々木だったからかV6単独コンじゃなかったからか、需要と供給はわりと釣り合ってた気がします。アテプリもゲスト程度だからと見送ったファンも少なくないのかもしれません。ファンは、どんな現場に本気を出し、どんな現場なら諦めがつくのだろう。まぁ、人によるのだろうけど。

ミュージカルファンとしてずっと願っているのは、事務所タレントたちによるミューコン。ミュージカルに出演している人も、出演したいと言ってくれてる人も結構いるけど、自担以外のミュージカル歌唱を観られる機会ってなかなかないので。カウコンだと一気にいろんなグループが観れるから、そんな感じでいろんな人がミュージカル曲を歌うのを観たい。ミュージカルに詳しくないアイドルファンとしても、曲を聴いたことがあるミュージカルなら観てみたいなと思えるものだし。本人の出演作以外でも、歌って欲しい曲がいろいろあります。OMSでRENTを歌ってくれたのは超嬉しかった。いろんな人が闇を広げるのを観たいし、世界の王になって欲しい。営業目線でも、事務所にミュージカル人材がこれだけいますよと伝えられるのはメリットになるはず。もともとはショーをやりたくて出来た事務所だったはずなのに、CDやドラマやバラエティでの活躍が主になってるの納得いかない。なんとか出来ないものかなぁ。

*1:吉本芸人の堀川絵美さん。この春から東京進出することになり、芸名を蟹々々(カニガニガニ)エミに改名しました。

*2:そんなえみみのツイートはこちら

*3:アテプリの音楽監督さん。THE MUSIC MANでは指揮でした。